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毎日ブログ

2026/05/26
908/1000 晴の日の株主総会   

今日は当社の株主総会だった。

昔からのジンクスというか、うちの株主総会は不思議と雨に当たったことがない。だから何だと言われればそれまでなのだけれど、毎年この日が近づくと空模様が少し気になる。

迎えた第49期の株主総会。

今年も見事な晴れだった。それも、こんなに天気が良い日はそうそうないと思えるほどの青空だった。

総会を終えて外に出ると、強い日差しと心地よい風。区切りの日としては申し分のない一日だった。

そんな中で、最近感じていることがある。

世の中の様子がまた少し変わってきている。

ニュースを見てそう思うこともあるが、私の場合はやはり現場の肌感覚だ。

お客様からの問い合わせの内容が変わる。仕入れや資材の話題が増える。これまで当たり前に手に入っていたものが入りづらくなる。業者同士で「そっちは大丈夫か」と情報交換が始まる。

数字になる前に、現場には小さな変化が現れる。

海の色が変わる前に潮の流れが変わるように、世の中もまず空気が変わる。

それが良い方向なのか悪い方向なのかはまだ分からない。ただ、何かが動き始めている感覚だけは確かにある。

だからこそ、こういう時代は足元が大切なのだと思う。

派手な予測よりも、目の前のお客様に向き合うこと。社員と話をすること。地域の声を聞くこと。

結局のところ、未来は現場の延長線上にしかない。


2026/05/24
906/1000 薬の代わりに   

最近ずっと不眠に悩まされていた。

医師から処方された薬を飲む日々が続き、どうしても薬が手放せなくなっていた。飲めば眠れる。けれど、次の日がきつい。頭がぼんやりして、体も重い。眠ったはずなのに、どこか自分ではないような感覚が残る。

 

そこで思い切って、薬を飲むのをやめてみた。

 

もちろん最初はかなりきつかった。夜が長い。時計を見るたびに焦る。「また眠れないのか」と考え始めると、余計に眠れない。

 

けれど数日経ち、体から薬が抜けていく頃から、少しずつ変化が出てきた。

 

自然に眠気が来るようになったのだ。

 

そんな中、妻が心配して、私の母に相談してくれていたらしい。すると母が、「抱き枕がいいんじゃないか」と言ったそうで、後日、母が私のために手作りの抱き枕を作ってくれた。

 

なんとも不思議な気持ちだった。

 

いい歳をした息子のために、母が抱き枕を縫っている姿を想像すると、少し可笑しくもあり、ありがたくもある。

 

抱いて眠ってみると、これが意外と悪くない。

 

人は眠れなくなると、頭だけでなく、心までどこか緊張しているのかもしれない。

 

薬ではなく、誰かの気遣いに包まれて眠る夜がある。

 

それだけで、人は少し救われるのだと思った。

2026/05/22
904/1000 ニセアカシアが香る頃   

帰宅して車を降りると、ふんわりとニセアカシアの香りがした。

甘くやわらかな、初夏の匂いだ。

この時期になると、至る所で見かける。

ちなみにニセアカシアは、名前に“ニセ”とついているが、実際には北米原産の外来樹で、正式には「ハリエンジュ」という木らしい。

日本に入ってきた当時、アカシアと勘違いされたことから「ニセアカシア」と呼ばれるようになったそうだ。

この香りは強く記憶に残っている。

小学生の頃の通学路。

あの頃の記憶の中には、ニセアカシアの香りと、草や土がムワッと立ち上がる青々しい匂いが混じっている。

雨上がりだったのか、朝露だったのか。

道端の草はいつも勢いがあって、子供だった自分は、その匂いの中を毎日歩いていた。

 

それにしても、“ニセ”という名前はやはり少し気の毒である。

外来種だからしょうがないのかもしれないが、私の記憶の中ではずっと忘れられない

懐かしい香り。この記憶は本物。

2026/05/20
902/1000 足りない時代   

中東情勢の影響による品不足が、じわじわと押し寄せてきた。

ほんの少し前までは遠い国のニュースのように感じていたことが、今は現場の空気を確実に変え始めている。

数ヶ月で状況は一変した。

 

私たちのお客様の中にも、事業系のゴミ袋を確保するために、あちこち探し回っている方がいる。

業者同士でも、「オイル系が入らない」「在庫が危ない」と連絡を取り合い、互いに融通しながら何とか現場を回している状態だ。

 

面白いもので、人間は「無い」と聞くと急に欲しくなる。

本当はそこまで必要ではなくても、不安から必要以上に買いだめしてしまう。

そして、その積み重ねがさらに品不足を助長させていく。

 

令和の米騒動の時もそうだったが、物が消えていくスピード以上に、不安が連鎖するスピードの方が早いのだと思う。

 

普段は当たり前にあると思っていたものが、実は当たり前ではなかったことに気づかされる。

物流も、資源も、燃料も、世界のどこかと繋がっている。

地方の一企業であっても、その影響からは逃れられない。

 

けれど、こんな時だからこそ見えるものもある。

「困った時はお互い様」と自然に声を掛け合う同業者の存在や、限られたものを工夫して使おうとする現場の知恵だ。

 

大量にあり続けることを前提にした時代から、足りない中で回していく時代へ。

そんな空気が、静かに始まっているのかもしれない。


2026/05/18
900/1000 新しいスタッフが入ると、会社の景色が変わる   

本日より、新しいスタッフが2名加わった。

この春だけで、合わせて5名の新しい仲間を迎えることができたことになる。

会社というのは不思議なもので、人が増えるだけで空気が変わる。

朝の挨拶、休憩中の会話、事務所を歩く足音まで、どこか少し新鮮になる。

 

そして何よりありがたいのは、新しい視点で会社や仕事、そして環境そのものを見てくれることだ。

長くいると、どうしても「いつもの景色」になってしまう。けれど新しく入った人は、私たちが当たり前と思っていたことに疑問を持ち、良い所も悪い所も見つけてくれる。


「ファイリングすごいですね!」 

「こうしたらもっと分かりやすいのでは?」

「これ、こんな活用できませんか?」

 

そんなアイディアを、早速口にしてくれる。

その感覚がなんだか嬉しい。

会社というのは、慣れた瞬間から少しずつ固くなっていくものなのかもしれない。

 

新人教育というと、こちらが教える側だと思いがちだ。

もちろんそれもある。けれど実際には、教えられているのは私たちの方かもしれない。

 

廃棄物の仕事も、環境の仕事も、ただ“処理する”だけでは未来が広がらない。

だからこそ、新しい感覚、新しい価値観、新しい世代の視点が必要なのだと思う。

 

この春、会社の中に少しずつ新しい風が流れている。

その風が、どこまで景色を変えていくのか、今から楽しみである。