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  1. 毎日ブログ
 

毎日ブログ

2021/04/22
おしゃれ終活的人物ファイルその1
温かく迎えてくれる人がいる素晴らしさ  
 新しい価値観と共にこれからのビジョンを描き、語る終活講座「おしゃれ終活」この講座のテーマの様に、喜びと輝きを持って人生を生きる人をご紹介するおしゃれ終活的人物ファイル。今回は庄内から10年、宮城県南三陸町の復興支援を続けてらっしゃいます佐藤幸美さんをご紹介します。
 幸美さんは酒田中通り商店街にある、日本一明るい仏壇屋を目指す『仏壇のさとう』様の女将さんです。社長である旦那様と共に何度かTV等にもご出演するほど本当に明るいご夫妻なのですが、彼女は、東日本大震災の数年前から、全国の商店街を防災ネットワークとして繋げる活動をご夫婦で続けており、その活動の中で南三陸町始め全国の商店街の方々と仲間作りを進めて来たとの事でした。そんな中、発災したのが東日本大震災でした。防災ネットワークのコーディネーターによれば被災地に直接物資を送る事は、かえって被災地を混乱させてしまうという阪神大震災での前例があり、支援物資の送り先、取りまとめ先として、隣県に位置する酒田市中通り商店街がその役目を担う事になりました。
 そして幸美さん達の中通り商店街には様々な支援物資が全国から寄せられ、これをワゴン車に目一杯積み込んで被災地入りしたのが、3月18日だったという事です。
 更に発災間もない4月に、被災地でもお金を出して物を買うという普段通りの行為を行う事が大切だという理念の基、福興市として現地の中学校で市を開き、それから10年間ずっと支援を続けてらっしゃいます。今はコロナで現地に行く事が叶わないそうですが、タンスに眠る着物を復興支援にと立ち上げた『酒田着物プロジェクト』では、被災地のみならず、海外のからの旅行者に着付けのサービスを行って好評を得るなど、地元酒田の活性化にも一役かっており、その活動は高く評価されております。(アンカーズでもこちらのプロジェクトに着物をお届けしていますので、ご相談下さい)
 幸美さんは「温かく迎えてくれる人たちに、また会いに行きたい」と語っています。出会いのきっかけは復興支援だったのかもしれませんが、支援する・されるという関係を超えて、元気をもらったり、届けたりできるという、間柄・そこから受け取る事ができる勇気とか元気は簡単に手に入れられるものではないと思います。
 そんな素晴らしいライフワークをお持ちの幸美さん、そして旦那様始め商店街の皆様が羨ましく、私もたくさんの勇気・元気を頂きました。
 新しい価値観を見つける終活講座、おしゃれ終活の詳細はこちらからどうぞ。https://anchors.me/contents_15.html

2021/04/18
余白があるから、より一層それは輝く  
 ルームスタイリスト1級認定講座を受講しました。この講座では、漠然と描いている自分の好みや理想を言語化し、見える化して行く事。或いは自分でも気が付いていない潜在的な暮らし方や、好みの軸について気づいて行く事。そしてお部屋のインテリアなど『なんとなくしっくりくる』と言うような感覚的なものを理論的に捉え活かして行く事。そんな自分の為の、そこに暮らす人の為のお部屋作りを思いっきり楽しむへ導くメソッドです。
 受講して感じたのは、①『好き』を深堀したことが実は無かった。なぜそれを私は好きなのか、インテリアに限らず、心惹かれるモノの共通点を分析して行くと、その心の法則に気がついて行ける事がとても興味深かった。②飾るというのは、余白をいかに持つかということ。この講座では、『飾る』を理論的にかつ実際の暮らしに活かして行けるようプログラムされています。その中で私が最も共感したのは「余白を持つ事によってそのモノがより一層輝き出す」という講師の言葉でした。これはインテリアに限らず、人の生き方にも通づると感じます。現在コロナ禍で、みんなぎゅうぎゅう、余談とか余暇とか皆持てずにいます。こうなると息苦しくて、その行動・イベント・働きそれらを単調にこなし続けるだけ。やはり人生にもインテリアにもお部屋作りにも余白は大切だと改めて気が付きました。
 ③部屋作りは人生作り。この講座はビジョン型の暮らし方作り講座です。自分がどうなりたいのか、どんな暮らし方がしたいのか、その理想を言語化し、具体的にイメージしビジョンとして掲げてゆく。つまりは私の部屋はなりたい自分に繋がっている扉なのだと感じました。
 と言うことで、私のお部屋作り、最高に楽しく始めたいと思います。

2021/04/10
ブログ100日チャレンジシーズン2達成
みんなの支えに感謝  
 いよいよこの日を迎えることが叶いました。1月1日から100日、ブログを書き続けることができました。これは、私だけの力で実現できたことではありません。会社の仲間や、家族や友人や一緒に学ぶ仲間の支えがあったからです。更には、このHPの制作と、『100日チャレンジしよう』と声をかけてくれた、リウムスマイル穂口代表の存在があったから。皆さんの支えに心より感謝致します(グラミー賞でも取ったような感じですが…そんな気分です)。
 アンカーズを立ち上げた2013年、忘れられないエピソードがあります。ショッピングモールの改装工事で排出される廃材の運び出し業務を受注した事があります。モール閉店後の午後10時から朝まで行われる業務でした。
 この業務、受注したのはいいのですが、実は夜間作業に割ける人材は一人もおりませんでした。当然一人で出来る仕事ではありません。しかし日程は決まっている。「やるしかない!」と腹を決め、私は一人で現場に向かいました。
 日中賑わっているモールも、閉店後は静まりかえり寂しげでした。そんな中、作業の準備をしていると、一人で出来るのか?という不安が襲って来ます。そんな気持ちと戦いながら現場の段取りをチェックしていると、見慣れた作業着が二つ、目の前に現れました。ウチの社員が二人、そこに立っていたのです。
 この時の感動は今でも忘れられません。社長一人では大変だろうと、お金とか、明日の仕事とかそんな事を傍に置いて、なにも言わずに夜間作業に出てきてくれたのです。
 本当にありがたかったです。これまで仕事を続けてこれたのは、この二人に限らず、損得を越えて頑張ってくれた社員達皆んなの働きがあったからなんです。この日の出来事を私は心に刻み、毎日仕事をしています。だから、いい会社にしなければならない。だから皆んなに喜んで頂かないといけない。そんな想いでやっております。
 と言うことで、改めて感謝が深まる記念の日となりました。皆様、本当にありがとうございます!

2021/04/09
俺の終活®的人物ファイルその2
伝統工芸 酒田の船箪笥を世界に!  
 新しい価値観と共にこれからの人生を描くビジョン型終活講座「俺の終活®」。その世界観を基に紹介させて頂く俺の終活的人物ファイル。お二人目は、酒田から世界に船箪笥の魅力を発信するというビジョンを掲げる、加藤渉氏をご紹介します。
 山形県酒田市は、庄内地方北部に位置する古くは北前船で栄えた港町です(おしんの舞台としても有名)。かつて船箪笥(船内で使用する金庫的な役割の、沈没時浮かぶように作られた小型の箪笥。中材は桐、表面材は欅に漆塗りと非常に美しく機能的でもある芸術品です。)の三大産地の一つとして名の知れた当地で、代々伝承してきた差物(サシモノ:釘を極力使用せず、箱等を作る技術)技術によって、船箪笥等を手がけてきた加藤木工の4代目、それが加藤渉氏です。
 加藤氏は1974年生まれ、ファミコン全盛の時代に氏はパソコンでプログラミングをする変わった?小学生だったと言うことでした。その興味のまま、仙台の高専でプログラミングを学び就職、様々な分野、様々な地域で活躍しながら、最先端の設計・デザインのスキルを身につけて行きます。
 そして、これまで自身が培った設計・デザインのスキルを家業である差物技術と融合させたい!船箪笥を世界に発信したい!庄内の魅力を世界に伝えたい!と2019年酒田にUターン。
 しかし、船箪笥を取り巻く環境は非常に厳しく、国内での需要は皆無。現代版北前船と黙し、海外への掛橋となるはずのクルーズ船はコロナで壊滅、氏の描いていたビジョンは大きく修正を求められます。
 その中で今回見せて頂いたのが、調度品に止まらず、新たな機能・価値を伝統工芸と最新の設計技術を融合させて生み出した船箪笥スピーカー(写真)でした。この他にも、様々なアイディア・ビジョンをお持ちの氏が生み出して行く作品に「これいいですね〜」が止まりません。
 現在逆風の中にあると語った氏ですが、どんな事があっても成し遂げたいという想い・ビジョンにはとてつもない可能性を感じました。
 これからの氏の活躍・ビジョンの実現に注目して行きたいです。
 さあ、ピッカピカのビジョンを見つける4時間の終活講座「俺の終活®」詳しくはこちらをご覧下さい。https://anchors.me/contents_15.html

2021/04/08
『俺の終活』が商標登録認定『俺の終活®』へ!  
 新しい価値観と共にこれからの人生を描く、ビジョン型終活講座『俺の終活』この度、商標登録の認可が下り、めでたく『俺の終活®』と正式に表記できる様になりました。とは言っても、アンカーズで取得した訳ではなく、このメソッドの開発者であるビジューオーガナイズ(株)代表 三谷直子氏が取得したのですが、本人多忙のため、本人の許可を得て発表させて頂きました。因みに、命名はわたくし小林でございます(ゴホん)。
 『俺の終活®』は2017年に生まれた『おしゃれ終活®』のメンズ版として開発されました。この企画がスタートしたのが昨年の4月、メソッドの完成・リリースが昨年末、そして企画から一年でようやく商標登録の運びとなりました。
 『俺の終活®』は、これまでアンカーズが開催してきた終活講座・お片付け講座において、多くの男性からの頂いた切実な質問への回答でもあります。その質問とは、妻に先立たれた男性から頂いた、『妻の遺品の整理が出来ず、どう扱って良いか分からない』と言うものでした。終活・お片付け講座に男性の姿を見つけることはあまりありません。しかし、その少数派である男性からの質問はこの一点に尽きるのです。私は、この問いになんと答えて良いのか分かりませんでした。
 その後、行動療法としての片づけを提唱している三谷氏と出会い、「俺の終活®」の企画は進んで行きます。目的の根幹には常に、男性たちから投げ掛けられたあの質問がありました。そして完成したのが、俺の終活®の二つのノートと講座プログラムです。
 今、講座を通じてお伝えしておりますが、改めてこれからの人生を前向きに切り開いて行くことができる、そして感動を持って取り組める内容となっております。
 さあ、男として、夫として、父として、仕事人として、これまで背負って来た多くのモノ・コトを棚卸して、次のステージに何を連れて行くのか、これからどんな価値観を大切にして生きて行くのか、そんな事を一緒に考えてみませんか。
 詳しくはこちらをご覧ください。https://anchors.me/contents_15.html

2021/04/07
一回りして営業一年生  
 訳あって12年前から数年担当していた営業業務を受け持つ事になりました。現場の仕事・営業の仕事、社長となって5年目、そこから少し離れていましたので、これは良い機会なのではないかと感じています。
 私たちの仕事は、100%地域密着型。その地域を隈なく周り、お話をし、お客様の実情を肌で感じて来ました。12年が経ちその状況がどの様に変化しているのだろう、あの人は元気か、ちょっと緊張もしますが、何か良いアイデアが降って来るのではないか、そんな期待もあります。
 アンカーズ立ち上げのきっかけも、お片づけが出来ず、頭を抱えるおばあちゃんの姿を目の当たりにしたから。きっと机の上からは生まれて来なかったアイディアだったと思います。
 多すぎるモノを抱えて暮らすと言うことは、本当に辛いことです。そしてモノを捨てる事も本当に辛い事です。モノの不足していた時代を知るシニア世代にとっては尚の事でしょう。更に、思い出も詰まっています。その思い出を捨てると言うこと、それは身を削られるに等しい思いです。
 アンカーズを立ち上げた直後に出会った、亡き夫が作家さんだったと言う女性。彼女から、どうしても貰ってもらいたいと頂いた、皮の大きな名刺収納ケースがあります。『夫は毎年賀詞交換会にたくさん人が来るもんだから、この大きな名刺入れを持っていって…』そんな昔話をたくさん伺った事がありました。その方は千葉の娘さんのところで暮らすのだと言っていましたが、元気にしているのだろうか…。ふとそんな事を思い出しました。
 たくさんの方等との出会い、たくさんのストーリー、これがアンカーズの財産ではないかと改めて感じます。
 と言うことで、案内チラシ5,000枚の印刷を完了させたところです。お片づけ・ゴミ処理・買取、鋭意受付中のアンカーズ!

2021/04/06
お片づけには『よそ者』の目が利く  
 米沢藩を財政破綻の危機から救った江戸時代屈指の名君、上杉鷹山。10代で藩主となり真っ先に行った財政対策が「大倹令」だ。その趣意書に「明らかに無駄な出費が家を滅ぼすのではなく、少しずつ積み上げられた常識的なライフスタイルが家を滅ぼすのだ」という内容があった(遠藤英著:『上杉鷹山の訓え』より)。
 これは名家であった上杉家のこれまでの慣習・常識がその財政状況と乖離しているという事を指摘するもので、だから常識を見直そうと鷹山は訴えかけたのだと思う。
 実は、お片づけの本質もそんな所にあると感じる。片づけが滞ることで直接的に死に至る、なんて事は無い。大きな問題ではないとも言える。しかし、小さなミス、イライラ、時間のロス、出費が積み上げられた時、それは大きな差・損失となる。もし、モノが多くて困っている、お片づけが苦手だ、気がつくといつも探し物、という方があれば、いつもの生活・いつもの行動を見直してみる事をおすすめする。
 日向高鍋藩から養子となり、藩主として大胆な改革を行った鷹山は、よそ者だからそのような事ができると揶揄されたそうだ。…その通りだと思う。よそ者だからこそ、事実を冷静に、しがらみなく見つめる事ができる。
 お片づけを通じて、あなたの常識・あなたの会社の常識を見つめ直すなら、よそ者の目、アンカーズのお片づけサービスが頼りになります。

2021/04/05
毎日続けることの価値  
 今年の1月1日より毎日続けて参りました、ブログ100日チャレンジ2ndシーズンも終盤、本日で95日目です。行き当たりばったりの95日間でしたが『やる!』と決めると、不思議と続けられるもので、なんとかあと5日。最後まで頑張ります。
 毎回500字以上・写真付きというマイルールで続けてきましたので、振り返ってみると、5万字以上の文章がストックされ、これは中々頼もしい数字でもあります。
 『続ける』ということの価値ですが、早起きでも筋トレでもブログでも、自分で決めた事が毎日続けられた時、これは大きな自信となり、最良の状態で行動できているというバロメーターにもなるのではないでしょうか。(事実、このブログチャレンジを通じて、一番キツかったのは、体調が悪いとか、精神的に追い込まれてしまったという時でした。ですから毎日続けられるというのは幸せなことであり、自分をコントロールできているという喜びがあります。)
 お片づけが苦手だという方にとっては、例えば帰宅時はデスクに何も無い状態にする。就寝時にはシンクの洗い物ゼロなど、今は出来ていないことだとしたらチャレンジしてみる価値は大いにあるでしょう。考えてみれば自分との約束を破るというのは一番簡単な事です。だからこそそこにコミットして行く事には無限の価値があります。
 さあ、チャレンジの2021年。4月から始めるのもいいですね。
 


2021/04/04
片づけ心理学中級プレリリース講座受講  
 この日初めてリリースされた、片づけ心理学中級を受講しました。今回はプレリリースということで、お値段も太っ腹な特別価格。第一回にも関わらず多くの方が全国から参加しておりました(オンラインです)。
 初級・中級と一貫したテーマ・源流となっているのは、行動と心の在り方を、目に見えるモノとの関係性を整えて行くことで発見して行こうというものだと私は感じています。片づけという、行動(doing)だけを目的としたり、片づけることで得られる心の浄化といったマインド(being)だけを目的とするのではなく、doingとbeingを両輪と考え、PDCAを回して行こうとするメソッド。当然、整理収納アドバイザーライセンス取得者にとっては、その理論の発展系として捉えられるでしょうし、全く触れたことの無い方々にとっても、身近で間口が広く、PDCAを回し続けて行くことでどんどん深く学んで行ける内容です。
 なんでもそうですが、目に見えるもの・目に見えないもの、それらはパスタとソースのように絡み合っている訳で、『どちらかだけ』で、本当の価値に気づく事なく分かったような感覚になっていることも多くあります。
 こと片づけというと、捨てる鬼・収納の鬼というようにdoingに走る人、あるいは現実逃避してbeingに走って現実を見ない、そんな人もいらっしゃいます。それではかなりもったいない。
 ということで、お片づけの絶妙なパスタ&ソース片づけ心理学が気になった方は、こちらのレシピをどうぞ https://bijou-organize.com

 

2021/04/03
コロナ除菌。これまで培ったスキルを総動員  
 山形県内、依然予断を許さないコロナ感染状況です。アンカーズでは、コロナ除菌業務にも対応しております。除菌に使用しているのは、加速化過酸化水素水という薬剤(写真)。この薬剤、何を隠そうダイヤモンドプリンセスの除菌作業で使用されたものなんです。この薬剤が選ばれているのは①汚れの除去と消毒が一緒にできる。②ウイルス不活性化のデータがある。③対象物へのダメージが最小限である。という特長があるからです。薬剤の中には、汚れがあると著しく消毒のパフォーマンスが落ちてしまうものもあります。その点、加速化過酸化水素水は汚れ除去と消毒が一気に片付く為、二度手間にならず作業時間が半減する。不活性化のエビデンスは当然の事、引火・脱色の恐れが少ないもの大変ありがたい所です。
 私たちが第一に考えるのは、その部屋なり空間がどの様に使用されたのかということです。整理収納の世界では行動動線についてヒアリングしたり、一緒に考えたりして行きます。除菌作業でもそこで培った感覚が発揮されます。人間がどう動き、どこに触れるのか。子供の背丈と大人の背丈は違いますし、その行動も少し違います。そんな事をイメージしながら、そこにはいない利用者と心の中でお話しながら除菌作業を進めて行きます。この見えない【そこにいた人】と対話しながら進める点は遺品整理や特殊清掃でいつもやっている事です。(特殊清掃などは、対話しながらやっていると不思議と故人から守られている感覚があります。)
 という事で、整理収納や遺品整理での経験がコロナ禍でも発揮できるとは、アンカーズを立ち上げた2013年にはまったく予想すらしていなかった事。モノと人との関係に目覚めたのがきっかけで多くの人のお役に立てるスキルを養えた事に感謝しています。

2021/04/02
社風がトイレに出てしまう。  
 だいぶ前に読んだ新聞記事に、【トイレが常に清潔に保たれている家庭は、そうでない家庭より年収が90万円高い】という調査結果があった。その理由について、トイレを意識的に清潔に保つために必要な能力・性格と【仕事ができる人】に備わっている能力・性格が一緒だからと分析していた。
 そんな気もするという記事だが、キレイなトイレは気持ちがいい。ましてコロナ禍、トイレは最も感染リスクが高い場所の一つでもあり、清潔に保つことのメリットは言うまでもない。
 亡き師匠に教えられたことがある。信用調査会社の示すデータより、その会社の内情を明確に示すバロメーターがあると。それはトイレ。これは師匠が1000社以上の会社に訪問し、トイレを借り、独自に調査研究し導き出した答だ。師匠によれば、来客用のキレイなトイレではなく、現場のトイレ、社員が日常的に使うトイレの状況がものを言うのだそうだ。
 信用調査会社のデータを信じ、痛い目を見たという師匠の持論ではあるが、【神は細部に宿る】とも言う。【トレイを意識的に清潔に保つことができる】これは、気が付いたらすぐ行動ができる組織とも言い換えられるのかもしれない。気づいた人の行動の積み重ねが清潔なトイレをつくる。そんな組織・社風は、実務においては更に大きな力を発揮するだろう。
 社風がトイレに現れる。師匠そういう事だったのですか?
 
 

2021/04/01
モノにドラマあり。旧事務所解体  
 40年に渡りお世話になった旧事務所の解体工事が始まりました。私の記憶には、父がこの建物の屋根に登って餅を撒く上棟式の記憶が残っています。私が生まれた3ヵ月後に起業した父は、休みなく仕事をしており、ごくごく稀に休みがあると、私を連れてパチンコ屋に行くので、幼い私は父がパチンコ屋で働いているのだとばかり思っていました。
 その頑張りが実り、これまでの貸事務所から事務所新築というハレの日の父の誇らしげな顔が忘れられません。この事務所が建ってからはパチンコ屋ではなく、父に連れられて会社に良く行くようになりました。長靴を履いた大男が何人も出入りするのを眺めたり、事務員さんからお菓子を貰ったり、父の机に座って真似をしてみたり、休憩室でテレビゲームをしたりと、そんな懐かしい思い出があります。
 今回、色々とお世話をして下さった不動産屋さんが、解体前の事務所の写真を額に入れプレゼントして下さいました。写真など興味を示さない父なので、どの様な反応をするか心配でしたが、頂いた旨を話すと、嬉しそうにしみじみ眺めておりました。第三者にとっては、トタン屋根の錆びた、古びた建物の写真でしかありません。しかし、父にとっては苦楽を共にした相棒。会社の歴史の1ページとして大切にさせて頂こうと思います。モノにドラマあり、そんな事を改めて感じた、快晴の日でした。