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701/1000 いい字とは「我」から解放されること 

701/1000 いい字とは「我」から解放されること 

今日のブログは、中々初段に上がれない習字の話。

頭で考えて書こうとすると、どうしても型にはめようとしてしまう。

筆に力が入り、線がこわばる。

けれど、本当に「書く」ということは、

水が流れるように、蔦が伸びるように、鳥が飛び立つように

ただ自然に筆先に身をゆだねる世界にあるのだろう。

でも、そこにたどり着くには「数」を書くしかない。

気づいては、また分からなくなり、そしてまた気づく。

そんな螺旋階段をぐるぐると登っていくような道のりだ。

「どうやったら自然に書けるのか」と考えている時点で、

もう頭で書いてしまっている。

子どもが上達するのは、考えないからだと聞いた。

一方、大人の習い事が難しいのは、

経験やプライドといった“邪魔者”が、自分の中に住みついているからだ。

自然に書くということは、

技術を覚えることだけではなく、

その“邪魔者”すなわち我と向き合い、解放されて行くことなのだ。