廃棄物処理業者の代表として、粗大ゴミ収集等で個人宅に伺う中、モノを手放せずに頭を抱える多くの姿に遭遇してきました。その中で、モノとそれにまつわる想い(心)との関係性に興味を持ち、片付けのプロ資格である整理収納アドバイザーのライセンスを取得。モノの整理が人生を好転させるきっかけになると確信しております。
僕のテーマはアンカーズのミッションでもある
プロフィール
出身地 | 山形県鶴岡市 |
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血液型 | A型 |
資格 | 整理収納アドバイザー1級 ルームスタイリストプロ 遺品整理士 遺品査定士 事件現場特殊清掃士 |
ゴミ屋の後継者として最前線で見たもの
廃棄物処理業者の3代目として2004年より勤務。粗大ゴミの収集現場でモノが多すぎる現状と、その状況において頭を抱えるクライアントの姿を目撃。更に、東日本大震災以降、モノへの価値観は大きく変化し、同時期にお片付けブームが到来、片付け本等も多く出版されるようになった。そんな中、モノと人との関係性を理論的に説いた(一社)ハウスキーピング協会 整理収納アドバイザーのライセンスを取得。モノの整理から心の開放を働きかける支援の必要性を強く感じる。
強い使命感と共に生まれたアンカーズ。ある時知り合いの方からどこの業者にも断られ「もう誰にも頼む人がいない。お願いだから引き受けて」と言われ受注した片付けの現場がある。今思えば孤独死の現場だった。そこでの悲惨な状況を目の当たりにし、誰かがやらねばという強い使命感に駆られた。以降、整理収納アドバイザーのスキルを磨く一方、遺品整理や特殊清掃の技術を身に着け2013年にお片付けのプロ集団アンカーズを立ち上げる。
アンカーズのミッション
開業当初、遺品整理・整理収納を掲げてスタートしたアンカーズであったが、社会的にはまだ遺品整理や整理収納というサービスが認知されておらず、ニーズはあるのだが、業務内容を理解して頂くまでに数年の時間を有した。
この間、ゴミ屋的な不用品運び出し作業をする中で、空家となった実家を片付ける寂しさ。高齢になって多量のモノを前にどうすることもできない切なさ。というようななんともしがたいクライアントの気持ちを知ることとなる。そして、我々が届ける価値は①安心・安全・衛生的な生活ができること。②モノではなく自身が主役となって新たな人生を歩む環境を提案することであると気が付く。そこから、“Revive the life”モノの整理を通じて人生を蘇らせるという理念が生まれた。
私の喜び
モノは心・気持ちなどの様な見えないものと違って、観察することもできるし、動かしたり・磨いたりすることもできる。それらお客様がお持ちのモノを通じて、そこにどんな気持ちや記憶があるのか、そんな事を感じることができる。僕は、モノと心は繋がっていると考えている。
だからこそ、手に取ることができるモノの整理を進めて行く中で、その心に良い影響を与え、これまで難しいと考えていた事、諦めていた事へ挑戦したいと思える環境を創ること。挑戦を呼び起こし・蘇らせその背中をポンと押してあげる事に大きな喜びを感じる。
アンカーズの仕事は、未来への一歩を踏み出すお手伝いができる、僕の能力を最大限生かせる最高のお仕事だと言える。