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毎日ブログ

2025/12/21
764/1000 今を知ろうとする関係   

今を知ろうとする、ということ

先日、子育て雑誌で「夫婦仲良くすること」について書かれた文章を読んだ。

相手を知ること。

喜ばせること。

心から応援すること。

どれも正しくて、やさしい言葉だ。

けれど、読み進めるうちに、

ふと別の関係が頭に浮かんだ。

それは、社員との関係だった。

夫婦と社員、意外と似ている

夫婦も、社員との関係も、

長い時間を共有し、簡単には切れない。

期待があり、感情が溜まり、

良かれと思った言葉が、裏目に出ることもある。

構造としては、驚くほど似ている。

仲良くしようとした瞬間に、少し歪む

夫婦仲良く。

職場の雰囲気を良く。

どちらも大切なことだけれど、

「仲良くしよう」と意識した瞬間に、

関係はどこか不自然になることがある。

仲良くすることは、目的ではなく結果だ。

社員に対しても同じだと思う。

分かり合おうと力を入れすぎると、

期待が生まれ、失望が生まれる。

応援とは、邪魔をしないこと

記事の中では「応援する」という言葉が何度も出てくる。

けれど応援とは、

必ずしも何かをしてあげることではない。

口を出さない。

先回りしない。

回収しすぎない。

余白を残すこと。

それも立派な応援だ。

職場は、成果の前に「回復の場」

家庭が安心の場であるように、

職場もまた、安心できる場所であってほしい。

安心とは、甘さではない。

失敗しても人格まで否定されないこと。

人は、安心できる場所でしか、

本当の意味で挑戦できない。

これは夫婦も、社員も同じだ。

巡り巡って返ってくる、を期待しない

「自分の行いは、巡り巡って自分に返ってくる」

きっと、それは本当だ。

ただ、社員との関係では、

返ってこないことのほうが多い。

返ってきたらラッキー。

返ってこなくても、それでいい。

そう思える距離感が、

長く続けるためには必要だと思う。

今を知ろうとする

この文章の中で、

一番ハッとした言葉がある。

「今を知ろうとする」

過去でもなく、

未来でもなく、

評価でもない。

いま、この人はどんな状態なのか。

余裕があるのか、ないのか。

力を出せる位置にいるのか。

分かろうとしなくていい。

解決しなくていい。

ただ、

今を知ろうとする。

それだけで、

関係は少し息がしやすくなる。

仲良くする、ではなく

無理に仲良くする必要はない。

夫婦も、社員も。

壊さない。

こじらせない。

感情でぶつけない。

まずは、今を知ろうとする。

それができた先に、

関係は自然と、続いていくのだと思う。

2025/12/19
762/1000 親友とは   

私には親友がいる。

大学時代からの友人だ。

たまたま同じ下宿で、二年間を一緒に過ごした。ただそれだけの出会いだった。

もう二十年以上、会っていない。

電話をすることもない。

それでも、たまにLINEが届く。

今回のメッセージは、

「今年いちばん聴いた曲」についてだった。

彼が挙げていたのは、**星野源**の

Eureka だという。

正直に言えば、その曲は知らなかった。

だから、素直に聴いてみた。

これまでの星野源の作品に感じていた

刺々しさや、皮肉さ、

どこか照れ隠しのような寂しさや虚しさとは、

少し違う印象だった。

強い感情が前に出てくるわけでもない。

分かりやすいメッセージがあるわけでもない。

何があるのか、すぐには掴めない。

ただ、とても洗練されていて、

静かで、大人っぽい曲だな、

そんな感想だけが残った。

それで、結論から言えば。

今の私には、刺さらなかった。

昔の星野源のほうがいい、とか、

今の星野源はどうだ、とか、

そういう話ではない。

ただ単純に、

「今の私」には刺さらなかった、

それだけのことだ。

でも、きっと。

彼には、私とは違う刺さり方があったのだろう。

同じ曲を聴いても、

同じ時代を生きていても、

心に引っかかる場所は、人それぞれ違う。


二十年以上会っていなくても、

近況を細かく語り合わなくても、

「今年いちばん聴いた曲」を

ふと思い出して、連絡をくれる関係。


それだけで、

ああ、いい友人を持っているな、

と思う。


そして、きっと、いつか。

私にも彼のように、

この曲が刺さる日が来るのだろう。


そのとき初めて、

私は彼の「今」を知ることになるのかもしれない。


私にとって、親友とはそんな存在だ。

ありがたい。


2025/12/19
762/1000 親友とは   

私には親友がいる。

大学時代からの友人だ。

たまたま同じ下宿で、二年間を一緒に過ごした。ただそれだけの出会いだった。

もう二十年以上、会っていない。

電話をすることもない。

それでも、たまにLINEが届く。

今回のメッセージは、

「今年いちばん聴いた曲」についてだった。

彼が挙げていたのは、**星野源**の

Eureka だという。

正直に言えば、その曲は知らなかった。

だから、素直に聴いてみた。

これまでの星野源の作品に感じていた

刺々しさや、皮肉さ、

どこか照れ隠しのような寂しさや虚しさとは、

少し違う印象だった。

強い感情が前に出てくるわけでもない。

分かりやすいメッセージがあるわけでもない。

何があるのか、すぐには掴めない。

ただ、とても洗練されていて、

静かで、大人っぽい曲だな、

そんな感想だけが残った。

それで、結論から言えば。

今の私には、刺さらなかった。

昔の星野源のほうがいい、とか、

今の星野源はどうだ、とか、

そういう話ではない。

ただ単純に、

「今の私」には刺さらなかった、

それだけのことだ。

でも、きっと。

彼には、私とは違う刺さり方があったのだろう。

同じ曲を聴いても、

同じ時代を生きていても、

心に引っかかる場所は、人それぞれ違う。


二十年以上会っていなくても、

近況を細かく語り合わなくても、

「今年いちばん聴いた曲」を

ふと思い出して、連絡をくれる関係。


それだけで、

ああ、いい友人を持っているな、

と思う。


そして、きっと、いつか。

私にも彼のように、

この曲が刺さる日が来るのだろう。


そのとき初めて、

私は彼の「今」を知ることになるのかもしれない。


私にとって、親友とはそんな存在だ。

ありがたい。


2025/12/17
760/1000 ストロングスタイルで向き合う、顧客データ   

今、私は顧客データの整理という、ひとつの大きなプロジェクトに向かっている。

正直に言えば、

一円にもならない仕事だ。

当社はごみ処理の仕事をしている。

誰しもがクライアントになり得る仕事で、その分、顧客数はどうしても多くなる。

今回はその中でも、法人顧客に絞った整理だ。

気がつけば、向き合っているのは約20年分のデータだった。

やり方は、相変わらずのストロングスタイル。

PC内のデータ整理なのだから、本来であれば物理的なモノはない。

フォルダを開いて、ファイルを分けて、名前を整えて終わり。

きっとそれが、いちばん効率的なのだと思う。

でも、それではどうにもつまらない。

それに、ひとりで完結してしまう。

整理というのは、本当は

「みんなが関われる」ほうがいい。

そう思って、思い切って

持っているデータをすべてプリントアウトしてみた。

机の上に広がる大量の紙。

それらを一枚一枚手に取り、

紐づいているデータ同士をホチキスで留めていく。

この作業が、思いのほか楽しい。

画面越しに見るデータとは違い、

紙には重さがあり、手触りがあり、存在感がある。

ストロングスタイルを好む私には、

このやり方がいちばんワクワクする。

まずは第一弾、要不要のジャッジ。

もう存在しない会社。

当社との取引がとっくに終わっている会社。

名前を見ても、記憶がまったく蘇らない会社もある。

淡々と、でも確実に仕分けていく。

そして、

仕分け終えた紙を計量してみた。

結果はこうだった。

必要なものが 2.5kg。

不要なものも 2.5kg。

何ギガとか、何メガとかじゃない。

**kg(キログラム)**だ。

この数字を見たとき、

「よくここまで溜め込んだな」と、妙に腑に落ちた。

ここから先は、

中分類をして、最新情報を確認して、

紙のデータは最終的に電子データへと変換されていく。

でも、いきなりデジタルで完結させなかったのは、正解だったと思う。

物理的だと、

手で触れるから判断が早い。

複数人で同時に作業できる。

「これは何だっけ?」という会話が、その場で生まれる。

整理が、

ただの作業ではなく、共有の時間になる。

一円にもならない仕事かもしれない。

けれど、この整理が終わった先には、

これからの仕事を支える確かな土台がある。


2025/12/15
758/1000 今なら、あのコートを着られる気がしている   

昨日は、久しぶりにリユースショップへ、モノを手放しに行ってきた。

ジャケットが一着、ベストが一着、パンツが一着、カットソーが一着。

それに、ワイヤレスイヤホンをひとつ。

10年近く所有していたモノもあれば、昨年買ったばかりのモノもある。

それらをまとめて持ち込み、ほんの少しのお金を受け取った。

正直、持って行くのは手間だ。

けれど、使わないモノを「持っているだけ」という状態が、

私にとってはどうにも気持ちが悪い。

クローゼットにあるのに、

頭の中ではもう何年も使っていないモノ。

そのズレが、知らないうちに小さな罪悪感になる。

少しだけ余白ができたクローゼットを眺める。

その時間が、なんとも爽快だった。

そんな中で、ふと思い出したのが、

来春に着るスプリングコートのことだ。

もう何年も、これを買おうかどうしようか、迷っている。

5年ほど前、一度は手に入れたことがある。

けれど当時の自分には、少し大人っぽすぎた。

鏡の前に立つと、服に着られている感じがして、

結局そのまま返品した。

あれから時間が経った。

体型が大きく変わったわけでもないし、

急におしゃれになったわけでもない。

ただ、年齢を重ねて、

あのコートに自分が追いついてきたように思う。

セールになってたらいいな〜と淡い期待を寄せる。

春が楽しみだ。
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