私の好きな本、ひすいこたろう著:あした死ぬかもよ?の中に「あるメイクの先生から教えてもらったのですが、たいてい、みんなが習慣的に施しているメイクは、ちぐはぐだというのです。(中略)本来の自分とは違う方向でメイクしてしまうので、おかしなことになってしまうのだそうです。自分本来の顔のタイプを受け入れ、その方向でまとめてあげるだけで、見違えるように雰囲気が変わるそうです。」という文章があります。
この文章最高に好きで、私はまあメイクはしないのだけれど、ずっと心のメイクをしてきたな〜と、それもちぐはぐに。一番は誰かの視点なんですね。自分のタチを生かす・自分はどうしたいのかをアウトプットするのではなく、誰かから見た理想の答えを探りそんな自分であろうとする。例えばそれは父であったり、先生だったり、部下だったり、友達だったり、妻だったり、子供だったりして、いつも誰かの脳みそを使ってその答えを考えなきゃいけない。
これほどバカくさいことはありません。大金を持っているのに、いっつも誰かからお金を借りに行っては疲れてという人生だったな〜なんて思うのです。
それでもっと酷いのが、これを相手に求めることです。こうあるべきだ!妻とはこうあるべきだ!リーダーとはこうあるべきだ!学生とはこうあるべきだ!と自分の価値観を押し付けて、無理矢理そう仕向ける。
この間違った二つのメイクの押し付け。これを手放した時、最高に自由になって、自分も相手も輝き出すということを体験的にやっと理解でき・そうやって行動できるようになってきました。
そうなんですよね。それが自分で生きて、人を活かすことなんですよね〜。という私の備忘録でした。