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毎日ブログ

2026/07/09
952/1000 大谷翔平とおにぎり   

コンビニで昼ご飯を買う時は、おにぎりとお茶を選ぶことが多い。

売り場には大谷翔平選手の姿が並んでいる。

もちろん、日本の英雄であり、日本人の誇りだ。

企業が広告に起用したいと思うのもよく分かる。

ただ、私はおにぎりを手に取るたびに、少し違うことを考えてしまう。

この広告には、いったいいくらのお金が使われているのだろう。

そして、その費用は商品の価格にどのくらい反映されているのだろう、と。

最近、おにぎりもお茶もずいぶん高くなった。

原材料費や物流費、人件費が上がっていることは理解している。

それでも、毎日買うような商品にまで莫大な広告費が乗っているとしたら、それは本当に私たちのためなのだろうかと思ってしまう。

もちろん、大谷選手が悪いわけではない。

私も大好きだし、日本中が応援している。

でも、不思議なもので、あまりにも広告が前面に出てくると、もしかしたら逆に買いたくなくなることさえある。

私が買いたいのは、大谷翔平ではない。

おいしいおにぎりであり、安心して飲めるお茶である。

 

そんなことを、おにぎりを食べながら考えていた。

2026/07/07
950/1000 妻のお中元   

少なくなったとはいえ、お中元のシーズンがやってきた。

我が家でも、妻が上京している娘たちへ荷物を送る準備をしていた。今年は、それに加えてインドネシアから来ている留学生にも送るという。

妻はその留学生のことを、まるで息子のように気にかけている。

インドネシアはイスラム教徒が多く、宗教上の理由で豚肉を口にできない人も少なくない。そのため、贈る品も「これは大丈夫かな」と、一つひとつ原材料を確認しながら選んでいた。

さらに驚いたのは、送り方への気配りだった。

チョコレートのようなお菓子は暑さで溶けないようクール便が安心だ。しかし、せんべいのようなお菓子は、冷えた状態から常温に戻る際に結露して湿気てしまうことがあるという。同じお菓子でも、送り方は変わるらしい。

受け取り時間もそうだ。

相手は何時ごろ帰宅するのか。「この時間なら受け取りやすいかな」とあれこれ考えている。

私は正直、そこまで考えたことはなかった。

「何を送るか」が大切だと思っていたが、妻を見ていると、本当に大切なのは「相手がどう受け取るか」なのだと気づかされる。

贈り物は、箱の中身だけではない。

相手の暮らしを想像し、安心して受け取ってもらい、おいしく食べてもらう。そのために費やす時間や気遣いも、一緒に届けているのだろう。

私は品物を見ていた。

妻は、その荷物を受け取る人の一日を思い浮かべていた。

2026/07/05
948/1000 湧くワクワク?   

「感謝しましょう。」

よく耳にする言葉だ。

もちろん、その言葉は大切だと思う。

しかし「よし、今から感謝するぞ!」と、まるでスイッチを押すように、「はい、感謝!」とはいかない。

最近思うのは、感謝とは「するもの」ではなく、「湧くもの」なのではないかということだ。


体調を崩して初めて健康のありがたさに気づく。

失敗したとき、支えてくれる人の存在が身に染みる。

当たり前だと思っていた毎日が、実は当たり前ではなかったと気づいた瞬間、心の奥から自然と感謝が湧いてくる。

 

誰かに言われたからでも、努力したからでもない。

だから感謝そのものを追いかけるよりも、感謝が湧いてくるような生き方が大事ということに気が付く。

 

相手を受け入れること。

目の前の出来事を素直に受け止めること。

そんな毎日を積み重ねていけば、感謝はあとから付いてくる。

 

そう考えると喜びも、怒りも、悲しみも、楽しさも。

人の感情は、「つくるもの」ではなく、「湧くもの」なのだ。

「今から怒ろう」と決めて怒る人はいない。

「今から笑おう」と思って笑うことも、案外少ない。

心が何かに触れたとき、自然に感情が湧き上がる。

だからこそ、生き方が大切なのだと思う。

どんな人と過ごし、どんな言葉に触れ、何を信じ、何を大切にするのか。

その積み重ねが、心から湧いてくる感情を育てていく。

できることなら、怒りより笑顔が、悲しみより喜びが、そして感謝がたくさん湧いてくる人生でありたい。

感情はごまかせない。

だからこそ、感情は今の自分の生き方を映す鏡なのだと思う。


2026/07/03
946/1000 信じる力   

信じるというのは、坂道を雪だるまを押していくようなものだと思う。

最初は手のひらに乗るほどの小さな雪玉。

それでも押し続けると、雪をまといながら少しずつ大きくなっていく。

大きくなるほど重くなる。

「本当に押し続けられるだろうか。」

そんな不安がよぎる。

仕事も、人を育てることも、家庭も、人生も同じなのだと思う。

信じて続けてきたからこそ、責任は増え、任されることも多くなる。

時には、その重さに耐えられず、手を離したくなることもある。

しかし、そこで手を離せば、大きくなった雪だるまは坂を転がり落ち、今度は自分を追いかけてくる。

向き合わなかった課題。

先送りにした問題。

そして、信じることをやめた自分自身。

だから苦しくても、一歩ずつ押し続ける。

忘れてはいけないのは、その坂道には必ず終わりが来るということだ。

永遠に続く坂道はない。

頂上にたどり着いたとき、目の前にある大きな雪だるまは、これまで積み上げてきた価値そのものになっている。

経験という価値。

信頼という価値。

仲間という価値。

そして、自分を信じられるという価値。

人生は、どれだけ多くのものを手に入れたかではない。

どれだけ価値を積み上げてきたか。

その積み重ねこそが、自分だけの人生を形づくっていくのだと思う。

だから今日も、信じて雪だるまを押し続けたい。

その重さは、自分が歩んできた証であり、未来へつながる価値なのだ。

2026/07/01
944/1000 コーヒーが映す時代の価値観   

最近、ドリップコーヒーでもカフェインレスを選ぶようになった。

理由は単純で、夜ぐっすり眠りたいからである。

以前は「コーヒーは目を覚ますために飲むもの」と思っていた。それなのに今は、眠りのことを考えながらコーヒーを飲んでいる。我ながら少し不思議な気がする。

店頭ではまだ種類は多くないが、ヨーロッパではデカフェはすっかり定番になっているらしい。

調べてみると、コーヒーが広く飲まれるようになった背景には産業革命があるという。

長時間働く人たちにとって、眠気を吹き飛ばしてくれるコーヒーは、まさに時代が求めた飲み物だったのだろう。

それから何百年。

今度は、そのカフェインを減らしたコーヒーが人気になっている。

これも時代なのだろう。

そういえば、ノンアルコール飲料もすっかり当たり前になった。世界では抹茶が健康飲料として人気を集めているという。

一方で、エナジードリンクもよく売れている。

一見すると矛盾しているようだが、考えてみればそうでもない。

仕事中は集中したいからエナジードリンクを飲み、夜は眠りのためにデカフェを選ぶ。

昔は「頑張ること」が求められた。

今は「良い状態で頑張り続けること」が求められている。

そんな違いなのかもしれない。

商品が変わったというより、人が求める価値が変わったのである。

私たちの仕事も同じだ。

昨日まで喜ばれたものが、明日も喜ばれるとは限らない。

世の中の変化は、大きなニュースよりも、一杯のコーヒーのような身近なところに表れる。

そんなことを考えながら、今日もカフェインレスのコーヒーを飲んでいる。