48/100 手放すための、ひとつの区切り
今日は、セレモニーホール鶴岡駅前で開催された「遺影写真供養・遺品整理セミナー」へ。
その際、スタッフの方から、遺影写真の供養について興味深いお話を伺いました。
こちらでは人形供養も定期的に開催しているそうですが、遺影写真の供養とは、訪れる方の様子に違いがあるのだそうです。
人形供養では、お子さんが使っていたものなど、ご自身やご家族の思い出が重なる品も多く、供養祭に参列される方が多いとのこと。
一方、遺影写真の場合は、祭壇に預け、お線香をあげて帰られる方がほとんどなのだそうです。
家に古くから受け継がれてきた写真や、ご自身とは血縁の遠い方の写真なども多いようです。
今回で3回目の開催とのことですが、初回には、なんと丁髷姿の肖像画も持ち込まれたのだとか。
それほど長い間、その家で大切に受け継がれてきたものなのですね。
回を重ねるにつれて、そうした古い写真は少なくなり、「以前から気にかけていた方が、こうした機会に持ってこられたのでは」という印象を、スタッフの方はお持ちでした。
写っているのが誰なのか、詳しくは知らない。
けれど、家にずっとあったものだから、簡単には手放せない。
そんな思いで、長年そのままになっている遺影もあるのかもしれません。
預けて、お線香をあげて帰る。
その短い時間にも、「これまでありがとうございました」と、気持ちの区切りをつける意味があるように感じました。
私たちは普段、家財整理のお手伝いをしています。
その中には、運び出し方や処分の方法がわかれば進むものもあれば、方法がわかっていても、なかなか手をつけられないものもあります。
そうしたものを手放すには、安心して託せる場所や、きちんとお別れのできる機会が、大きな助けになるのでしょう。
片付けには、人それぞれの気持ちと時間がある。
スタッフの方のお話から、あらためて教えていただきました。

