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24/100 欠けていると言う魅力

明日9月25日は中秋の名月。

 

夜空を見上げると、きれいな月が浮かんでいました。

 

月を眺めながら、ふと思い出した言葉があります。

 

「人は短所で愛され、長所で尊敬される」

 

日本一の投資家とも呼ばれた竹田和平さんの言葉です。

 

なんとも味わい深い言葉だなと思います。

 

仕事ができる。

決断力がある。

頭がいい。

行動力がある。

 

そんな長所を持つ人を見ると、「すごい人だな」と尊敬します。

 

でも、それだけではなかなか人との距離は縮まらないのかもしれません。

 

ちょっと抜けている。

妙なところで頑固。

話が長い。

方向音痴。

意外と小心者。

 

そんなところが見えた瞬間に、なんだかその人が身近に感じられたりする。

 

「ああ、この人にもこんなところがあるんだな」と。

 

考えてみれば、長所と短所というのも、表裏一体です。

 

頑固な人は、信念が強い人かもしれない。

心配性な人は、慎重な人かもしれない。

おせっかいな人は、人への関心が深い人なのかもしれない。

 

見る方向を少し変えれば、短所だと思っていたものが、その人らしさだったりします。

 

日本人には、完全なものよりも、少し欠けたものや不揃いなものに美しさを感じる感覚があるともいいます。

 

満開の桜だけでなく、散っていく桜にも心を動かされる。

 

月も、真ん丸だから美しいとは限らない。

 

少し欠けているからこそ、なんとも言えない風情がある。

 

人間も同じなのかもしれません。

 

若い頃は、自分の短所を直したいと思うことが多かったように思います。

 

でも、年齢を重ねてくると、全部直さなくてもいいんじゃないかと思うようになりました。

 

もちろん、人に迷惑をかけるところは直した方がいい。

 

でも、自分の「ちょっと欠けたところ」まで、無理に真ん丸にしなくてもいい。

 

人は長所で尊敬され、短所で愛される。

 

そう考えると、自分にも人にも、少し優しくなれる気がします。

 

月も人も、少し欠けているくらいが、いいのかもしれません。