鶴岡・酒田の特殊清掃・遺品整理
仕分け・買取から清掃・消臭、不用品の処理まで一括対応
お片付けのプロ集団 アンカーズ

電話受付:8:00〜17:00

定休日: 日・祝・年末年始 土:不定休

 

68/100 腕時計を修理に出す

腕時計を修理に出す。

 

なんて、今ではあまり聞かないことかもしれない。けれど、機械式時計を使っていると、こういうこともある。

 

先日、革ベルトに替えたばかりの腕時計が止まった。少し前から遅れが気になっていたのだけれど、今度はリューズを回してゼンマイを巻いても、秒針が動かない。修理に出すことにした。

 

20代の頃、初めて機械式時計を買ったときは、扱いにいろいろと作法があることに驚いた。

 

時計によっては、日付が切り替わる頃に日付を早送りしてはいけない。強い衝撃は避ける。100m防水と書いてあっても、お風呂に入るときは外す。何年か使えば、分解して掃除や注油をするオーバーホールも必要になる。

 

夜、腕から外したあとの置き方でも、進み方や遅れ方が変わるという。リューズを下にして置くという話を聞いたときは、置く向きにまで時計の癖が出るのかと思った。

 

今回、修理に出すにあたって調べてみたら、以前使っていた腕時計と今の時計は、中の機械が同じ系譜にあるらしい。見た目も機能も違う二本だ。選んだときには知らなかったから、今になってそんなつながりを知ったのが面白かった。

 

この時計は、これまでで一番しんどかった時期を、ともに過ごした相棒だ。

 

止まった秒針を見ながら、ふと、あの時期にひとつ区切りがついて、次の段階に入ったことを知らせてくれたのかもしれない、と思った。

 

機械式時計は、手がかかる。でも、止まれば直して、また使う。そうやって付き合っていくうちに、一生の相棒にもなりうる。

 

修理から戻ってきたら、替えたばかりの革ベルトで、また腕に着けよう。これからの時間も、この時計と過ごしたい。