4/100 備えるという仕事
全国的に大雨になる恐れがある。
そんな報道を受けて、会社の廃棄物処理工場では、浸水に備えて土嚢を設置していました。
写真は、その時の様子です。
結果から言えば、幸いなことに心配していたほどの雨は降りませんでした。
せっかく並べた土嚢も、結果だけを見れば「無駄足」だったのかもしれません。
でも、私はこの光景を見て、なんだか嬉しくなりました。
というのも、この土嚢の設置を、私が社長として指示したわけではなかったからです。
天気予報を見て、現場の人たちが自分たちで考え、
「念のため、やっておこう」
と動いてくれた。
これは、とても大切なことだと思います。
何かが起きてから、「どうしましょう」と指示を待つのではなく、起こるかもしれないことを想像して、自分たちで備える。
そして、結果的に何も起こらなければ、それでいい。
土嚢を並べた時間が無駄だったのではなく、何も起きなかったからこそ、それが一番だったのだと思います。
私たちの仕事も同じです。
事故が起きないように。
トラブルにならないように。
お客様を困らせないように。
日々の仕事の中には、「何も起きないためにする仕事」がたくさんあります。
そして、そういう仕事は、何も起きなければ目立ちません。
それでも誰かに言われる前に気づき、考え、動く。
そんな人たちが現場にいることを、社長として頼もしく感じた一日でした。
備えるとは、何かが起きることを当てることではなく、何かが起きても困らないように動いておくこと。
土嚢が活躍しなかったことを喜びながら、そんな会社であり続けたいと思います。

