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古いアルバムを開く

古いアルバムを開く

来月、妻の両親の結婚55周年「エメラルド婚式」と、私の両親の結婚50周年「金婚式」のお祝い会を開催する。

今、その準備を少しずつ進めている。

せっかくなので、これまでの歩みを写真で振り返れたらと思い、両家に「古いアルバムを貸してほしい」とお願いした。

そして先日、そのアルバムを開いてみた。

これが、なかなか面白い。

若い頃の父や母。

結婚したばかりの頃、旅行に行った時、子どもが生まれた頃。

もちろん自分が生まれる前の写真もたくさんあって、「こんな時代があったんだな」と、私の知らない父や母の姿がそこにあった。

そして両家のアルバムを並べて見ていると、不思議な感じがする。

場所は違えど、流れている時間は同じ。

服装だったり、車だったり、家の中の様子だったり、写真そのものの色合いだったり。

両家はまだ何のつながりもないのに、それぞれの場所で同じ時代を生きていた。

それぞれ別々に流れていた二つの家族の時間が、やがて私たちの結婚によって交わり、今では子どもたちもいる。

そう考えると、50年、55年という時間の長さを改めて感じる。

そして今回、何よりいいなと思ったのは、古いアルバムを開くという機会そのものだった。

普段、わざわざ昔のアルバムを引っ張り出して見ることなんて、そうそうない。

でも「お祝い会をしよう」ということでアルバムを開く。

そこには忘れていた出来事や、もう会えない人、懐かしい場所、若かった自分たちがいる。

写真を見ながら、またいろいろな話が始まるのだと思う。

お祝い会は来月。

でも考えてみれば、こうして古いアルバムを開いたところから、もうお祝いは始まっているのかもしれない。

古いアルバムって、いいものですね。