土曜休みになってからというもの、月曜日は電話の嵐、持ち込みの嵐が吹き荒れる。
それで電話対応は私の仕事でもあるのだけれど、最近多いなあと感じる問い合わせがある。人形の供養についてだ。
ホームページをご覧になって連絡をくださる方が多い。当社では、みかん箱程度の量であれば3,000円(税別)+kgあたり110円で合同供養を行っている。持ち込まれるものは人形に限らず、遺影であったり、お札であったりとさまざまだ。
今日のお電話は、クレーンゲームで集めたお人形についてだった。たくさんあって、しかも埃をかぶっている。それでも、そのまま捨てるのは忍びない。供養してから手放したい、というご相談だった。
お気持ちはとてもよく分かる。
そこで私はこう提案した。
ゴミ袋に清めの塩を少し入れて、「ありがとう」という気持ちを添えて、鶴岡市のステーションごみに出してみてはどうでしょうか、と。
供養というのは、必ずしも特別な場所で行うものばかりではない。気持ちを込めること自体が供養になることもある。
電話の向こうのお客様は、ほっとしたように納得されていた様子だった。
物を手放すというのは、単なる処分ではないのだと思う。そこに込めた時間や思い出に区切りをつける、小さな儀式のようなものなのだろう。