信頼できる廃棄物処理許認可と実績
お片付け・ゴミ処理・買取 一括受付
鶴岡市・酒田市で家財整理・遺品整理・特殊清掃をお届けするお片付けのプロ集団 アンカーズ

電話受付:8:00〜17:00 定休日: 日・祝

  1. 毎日ブログ
  2. 573/1000 ツバメ、再び 〜行き詰まりを壊すということ〜 
 

573/1000 ツバメ、再び 〜行き詰まりを壊すということ〜 

573/1000 ツバメ、再び 〜行き詰まりを壊すということ〜 

我が社のテラスに、またツバメが巣を作ろうとしています。

つい先日、第一陣が無事に巣立っていったばかり。

にもかかわらず、もう次の子育ての準備とは、彼らの切り替えの早さには毎年感心させられます。


ところが今回、巣作りの場所が“網戸の上”という、なかなか厄介な場所でした。

人間の出入りも多く、こちらとしては困りもの。


でも、ふと思ったんです。

「なぜ、すでに空になったあの巣を使わず、新しく作ろうとしているのか?」

これまで彼らは、ひとつの巣で年に2回、子育てをしていました。

それが今回は、前の巣を放置して、新たな場所に挑んでいる。


考えてみれば、ツバメは“巣を作ること”はできても、“巣を壊すこと”はできません。

自分で作ったものに満足できなくても、リセットが効かない。

だからこそ、不便でも新しい場所に挑まざるを得ない。そんな状況だったのかもしれません。


私は思い切って、空になった古い巣を撤去してみました。

すると翌日、なんとその場所に、彼らはまた巣を作りはじめたのです。


つまり、彼らはあの場所を“選ばなかった”のではなく、“選べなかった”。

壊すことができないから、選べなかったのです。


そこから私が学んだのは、

「行き詰まったら、ぶち壊す」という発想。

式年遷宮、20年ごとに神社を建て替える、あの古来からの習わしにも通じるものがあります。


何かを守りすぎて動けなくなることは、私たち人間にもあります。

でも壊してしまえば、また動き出せる。

繁栄の法則とは、実はそこにあるのかもしれません。


自然から学ぶことは、まだまだ多いですね。