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毎日ブログ

2026/07/01
944/1000 コーヒーが映す時代の価値観   

最近、ドリップコーヒーでもカフェインレスを選ぶようになった。

理由は単純で、夜ぐっすり眠りたいからである。

以前は「コーヒーは目を覚ますために飲むもの」と思っていた。それなのに今は、眠りのことを考えながらコーヒーを飲んでいる。我ながら少し不思議な気がする。

店頭ではまだ種類は多くないが、ヨーロッパではデカフェはすっかり定番になっているらしい。

調べてみると、コーヒーが広く飲まれるようになった背景には産業革命があるという。

長時間働く人たちにとって、眠気を吹き飛ばしてくれるコーヒーは、まさに時代が求めた飲み物だったのだろう。

それから何百年。

今度は、そのカフェインを減らしたコーヒーが人気になっている。

これも時代なのだろう。

そういえば、ノンアルコール飲料もすっかり当たり前になった。世界では抹茶が健康飲料として人気を集めているという。

一方で、エナジードリンクもよく売れている。

一見すると矛盾しているようだが、考えてみればそうでもない。

仕事中は集中したいからエナジードリンクを飲み、夜は眠りのためにデカフェを選ぶ。

昔は「頑張ること」が求められた。

今は「良い状態で頑張り続けること」が求められている。

そんな違いなのかもしれない。

商品が変わったというより、人が求める価値が変わったのである。

私たちの仕事も同じだ。

昨日まで喜ばれたものが、明日も喜ばれるとは限らない。

世の中の変化は、大きなニュースよりも、一杯のコーヒーのような身近なところに表れる。

そんなことを考えながら、今日もカフェインレスのコーヒーを飲んでいる。