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毎日ブログ

2025/06/11
573/1000 ツバメ、再び 〜行き詰まりを壊すということ〜   

我が社のテラスに、またツバメが巣を作ろうとしています。

つい先日、第一陣が無事に巣立っていったばかり。

にもかかわらず、もう次の子育ての準備とは、彼らの切り替えの早さには毎年感心させられます。


ところが今回、巣作りの場所が“網戸の上”という、なかなか厄介な場所でした。

人間の出入りも多く、こちらとしては困りもの。


でも、ふと思ったんです。

「なぜ、すでに空になったあの巣を使わず、新しく作ろうとしているのか?」

これまで彼らは、ひとつの巣で年に2回、子育てをしていました。

それが今回は、前の巣を放置して、新たな場所に挑んでいる。


考えてみれば、ツバメは“巣を作ること”はできても、“巣を壊すこと”はできません。

自分で作ったものに満足できなくても、リセットが効かない。

だからこそ、不便でも新しい場所に挑まざるを得ない。そんな状況だったのかもしれません。


私は思い切って、空になった古い巣を撤去してみました。

すると翌日、なんとその場所に、彼らはまた巣を作りはじめたのです。


つまり、彼らはあの場所を“選ばなかった”のではなく、“選べなかった”。

壊すことができないから、選べなかったのです。


そこから私が学んだのは、

「行き詰まったら、ぶち壊す」という発想。

式年遷宮、20年ごとに神社を建て替える、あの古来からの習わしにも通じるものがあります。


何かを守りすぎて動けなくなることは、私たち人間にもあります。

でも壊してしまえば、また動き出せる。

繁栄の法則とは、実はそこにあるのかもしれません。


自然から学ぶことは、まだまだ多いですね。

2025/06/09
571/1000 水の音、風の匂い、そして倒れかけた家   

今日の一枚は、山形県鶴岡市の関川地区にて。

新潟県との県境にあるこの場所には、毎年梅雨前のこの時期に、なぜか仕事で訪れる機会があります。


ちょうど田植えを終えたばかりの水田。

そこを吹き抜ける風の涼しさと、川のせせらぎの音。

ああ、やっぱりここ、気持ちいいなぁと素直に思います。


この関川地区は、「しな織の里」としても知られています。

しな織とは、しなの木の樹皮の繊維を使った日本最古の織物のひとつ。

現在では新潟県の一部と、この関川にしか残っていない、貴重な技術文化です。


そんな風光明媚な土地ですが、今日ふと目についたのは、ところどころに見られる倒壊した空き家の姿でした。

放置されたまま朽ちてしまった家。

おそらく中には家財もそのままで、それが崩れた家の中から少し覗いてしまっている。


家が壊れると、モノも壊れる。

そして片付けも、安全な作業も、格段に難しくなる。


私たちは、こうした現場を何度も見てきました。

「せめて、家が壊れる前に、中のモノを引き受けてあげられていたら…」

そう思うことも少なくありません。


美しい風景の中に、少し切ない現実が混ざっている。

でもそれが今の地方のリアルであり、そこに私たちの仕事があるんだと思います。


まあ、できることを、できるうちにやるしかないか。

そんなことを思いながら、今日も走り出しました。

2025/06/07
569/1000 夢みたいな話   

まだ店内には入っていませんが、昨日オープンしたばかりの「無印良品 鶴岡」。

先月オープンした酒田店は大賑わいだったと聞いていたので、正直、鶴岡の方も混雑を心配していました。でも思ったほどの渋滞はなく、そこはちょっとホッとしています。


そもそも、鶴岡に「無印ができる」なんて、ちょっと夢みたいな話なんです(しかも会社から400m)。

これまで、買い物のついでに山形市や新潟に寄るしかなかったあの無印が、ついに“徒歩圏”に!


夢といえば──

つい先日、久しぶりにリアルな夢を見ました。

なんと、高校時代のサッカー部のたぶん何かの決勝戦で、私がハットトリックを決めるという、あり得ない展開。

48歳になってそんな夢を見ている自分に苦笑しつつも、それぐらい今回の“無印進出”は衝撃的だった、という話です(笑)。


まだ行っていないとはいえ、もうすでにあれこれ買うものをシミュレーション中。

あの収納用品とか、キッチン用品とか、ついでにカレーとか。

(ついでのついでに文房具も)


さて、鶴岡に新しい風が吹いた今。

モノの持ち方や暮らし方、ちょっと見直すいい機会になるかもしれませんね。

2025/06/05
567/1000 宇宙がぶつかると、ビジョンが生まれる   

長年ずっと、海ゴミのことが気になっていました。

仕事でもあり、趣味でもあり、いや──もはや“執念”かもしれません。


今日はそんなテーマで、横浜のメーカーさんとオンラインミーティング。

これが、ただの打ち合わせじゃなかったんです。


同じように熱い思いを持つ相手と話すと、

とにかく話が止まらない。

共通言語がいくつもあって、

ふたりの会話が次第に“対話”になって、

頭の中で何かが化学反応を起こす。


そして、降ってきた。

予想もしていなかった、とてつもないビジョンが。


これは──

人間と人間という“宇宙”がぶつかり合ったときにしか

生まれないものなんだと思いました。


ビートルズのジョンとポールがそうだったように。

全然違うふたりの中にある何かが、

重なり合ったときに、化け物みたいなエネルギーになる。


いま、そんな状態です。


これはもう、

とにかく横浜に行って、彼と直接話さなければ。

画面越しではもったいない。

リアルで“宇宙衝突”を起こしてきます。

2025/06/03
565/1000 果実が実れば、街も人も動き出す   

「佐藤錦が、ちょっと厳しいらしいね」

そんな話が、近頃あちこちから聞こえてきます。


さくらんぼ王国・山形県。

全国の約75%を生産しているとも言われるだけに、

この時期の空気には、どこかそわそわとした緊張感が漂います。


春先の天候不順や、開花時期の低温が影響したとか。

紅秀峰はどうにか大丈夫そうとのことですが、

佐藤錦に関しては、収穫量も味も、例年通りというわけにはいかないようです。


そんななか、ニュースではさくらんぼの盗難事件も報じられていました。

高級フルーツゆえの被害。

実をならせるまでの手間や時間を思うと、やるせない気持ちになります。


もうひとつ印象的だったのは、代行運転の方の話。

「さくらんぼが不作だと、夜の街の賑わいも減るんですよ」

毎年この時期、観光や取引で来た人たちが夜の街に流れていく。

飲み屋さんにとっても、さくらんぼは“稼ぎどき”なんだそうです。


さくらんぼって、ほんとに“季節を回す果物”なんだな、と改めて思いました。


そんな中

「さくらんぼ狩り行きた〜い」と、娘がぽつり。


珍しいことです。

どちらかといえばインドア派の娘が、果物狩りに興味を示すなんて。

なんとなくうれしくなって、「じゃあ行こうか」と即答した自分がいました。


毎年あるはずの季節の景色が、当たり前じゃないと知った今年。

家族で味わう一粒は、きっと少しだけ、特別に感じられるかもしれません。
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