本日は仕事で名古屋に来ています。事情があって、山形から車でおよそ700kmの道のりを走ってきました。さすがに少し疲れましたが、桜前線を追いかけるような旅でもあり、道中は季節のうつろいを存分に感じる時間となりました。出発地の山形は本日が開花日。新潟・柏崎あたりはちょうど満開で、それより南では標高の高い場所をのぞき、葉桜が目立ちはじめていました。名古屋の桜はまだ見頃のようで、こうして移ろいのグラデーションを目で追える旅は、なんとも贅沢だったなと感じています。
そして明日は、少し早起きして伊勢神宮まで足を延ばす予定です。前回訪れたのは、私が12歳のとき。あのときはただ広くて大きい場所、という印象しかありませんでしたが、今年48歳、年男となった今、あらためてあの場所に立ってみたくなりました。人生の節目に再び訪れる伊勢の地。今回は外宮・内宮をゆっくり歩いて、春の風を肌に感じながら、自分の足で静かにお参りしたいと思っています。
今日は通勤途中、自転車に乗った新一年生らしき学生たちをたくさん見かけました。きっと今日から新学期なんでしょうね。新年も気持ちの区切りにはなりますが、4月の新年度もまた、何かを始めたくなるようなタイミングです。
私もこの春、新たに2つの目標を立てました。
1つ目は「午前7時までに出社すること」、そして2つ目は「筋トレを朝晩の2回行うこと」です。
以前、尊敬する経営者の先輩から「社長が朝7時までに出社している会社は、まず倒れないよ」と教えていただいたことがあり、それ以来、私もなるべく早く出社するよう心がけてきました。でも、いつの間にか7時20分くらいが“普通”になっていて…。この春、もう一度気を引き締めて「よし、7時出社を習慣にしよう!」と決意したんです。
…が、これがなかなか難しい。実際、目標を達成できたのは今のところ1回。あとは7時5分とか10分とか、あとちょっとなのに!という日が続いています。
その理由のひとつが、筋トレ。これまでは夜だけだったのですが、どうもそれでは物足りなくて、「朝もやってみよう!」と取り入れたら、まあ時間が足りないんです。でも、朝に体を動かすと、気持ちもシャキッとしていい感じなんですよね。
特に何か予定があるわけじゃないんですが、夏にはキュッと引き締まった体になって、ひとりでちょっとした達成感に浸れたらいいなぁ、なんて思っています。
当社では、事業所から出る事業系ごみの収集を行っています。お取引先様は、法律事務所や高校、介護施設、工場、ラーメン店、居酒屋、旅館など、さまざまな業種にわたります。年度末になると、残念ながら閉店されるお店も多く、そのたびに寂しさを感じます。
先日お伺いしたのは、嫁いでから53年間、ずっとその旅館を守り続けてこられたおかみさんです。令和6年度でお店を閉じる決断をされたと伺い、その長い年月を共に過ごしてきたお店への愛情と、その決断に深い敬意を抱きました。
お客様のところへ足を運び、お話を伺うことは、私にとって本当に楽しく、また学びの多い貴重な時間です。それぞれの業種に根付いたお話や、お客様の思いを聞くことで、私たちのサービスもどんどん磨かれていくと感じています。こうした瞬間が、日々の仕事のやりがいとなり、心に残る大切な経験となっています。
しかし、やはりお客様がいなくなってしまうことは、その方との時間が一緒に消えていくようで、どうしても寂しさを感じます。おかみさんも、旅館を閉じた今でも、朝目が覚めると「お客さん泊まってたかな?」と思ってしまうそうです。「半分はゆっくりできるけど、半分は辞めたくない気持ちもある」「常連のお客さんには、まだ連絡できていないんだ〜」と、ぽつりと話してくれました。
これから商工会に行って申請など、やるべきことがたくさんあると話しながら、少し寂しそうに笑い、「あんたにやるんだから」と、茹でたサザエとワカメを手渡してくれました。
そんな中、ある人が粘り強さを発揮して、物事を思い通りに進めているのを目の当たりにした。私なら「もう無理だ」と諦めてしまう場面でも、その人は決して引かない。その姿に感動し、自分にはまだ粘りが足りないのではないかと反省した。