今日で、庄内地区の不法投棄防止を呼びかける春の合同パトロールが終了した。
県・市町村・県警、そして私たち廃棄物処理業者がチームを組み、車で地域を巡回する。
この時期の庄内は、新緑が本当に美しい。
毎年のことだけれど、毎年ちがって見える。
今年は特に、光の具合がやさしくて、ただ車窓から景色を見ているだけで、心が少しほぐれていく感じがあった。
そして今朝、ふと感じたことがある。
海岸をランニングできること。
そして、生まれた町で今も暮らしていること。
それって実は、とても幸せなことなんじゃないかと。
波の音を聞きながら、誰にも邪魔されずに海沿いを走る時間。
この景色、この空気、この距離感。
いつもそこにあるものだけど、いつの間にか“当たり前”だと思っていた。
でも、本当はまったく当たり前なんかじゃない。
こうして走れる体があって、走れる場所があって、
見慣れた風景の中に自分が居るということ。
それは、何かに守られているような感覚すらある。
パトロールで見た景色も、朝のランニングで感じた空気も、
何も特別じゃないけれど、
「ありがたいな」と思えることが、今日の一番の収穫だった。