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毎日ブログ

2025/07/27
618/1000 温度でわかる、山形の人情   

「おにぎり、温めますか?」


山形のコンビニでは、これが当たり前の会話だ。レジで聞かれると、つい「お願いします」と答える。寒い季節ならなおさら。あったかいおにぎりを片手に車に戻ると、なんだか少し報われたような気がする。


でもこのやりとり、県外ではほとんどないのだそうだ(夕食の時に家族が話していた)。


同じように、山形のガソリンスタンドでは「室内清掃用のタオル」が出てくることがある。しかも冬はほんのり温かい。これもまた、ありがたい気配り。


そして、暑い今の季節には「冷やす文化」が登場する。冷やしラーメン、冷やしシャンプー。とことん冷やす。容赦なく冷やす。でも、それは決して冷たいのではなく、「相手が求めていること」をちゃんと分かっているから。


そう。温めるも、冷やすも、その根っこにあるのは思いやりなんだ。


だからかもしれない。山形には、創業百年を超える老舗が多い。商売を続ける上でいちばん大事なのは、技術でも資本でもなく、人への気配りだ。変わるものに合わせて、変わらない心を持ち続ける。それが、山形の空気には確かにある。


たったひと言の「温めますか?」

そっと差し出されたタオル

氷で冷えた一杯の冷やしラーメン


それらはみんな、温度の話じゃない。

心の温度を感じる風景なんだと思う。


俺もちゃんとやんなきゃ〜なとつくづく思う。

2025/07/25
616/1000 ギラギラじゃない、キラキラがある場所   

昨日は、山形市中央倫理法人会のモーニングセミナーで講話をさせていただきました。

テーマは「倫理法人会が楽しくなるには?」という、ちょっと素直で、ちょっと深い問いかけ。


実は私、倫理法人会に入って今年で20年になります。

この20年の間に、何度思ったかわかりません

「こんな会、なければどんなにか楽なのに」って。


朝は早いし、役は回ってくるし、忙しい時ほど予定がかぶる。

眠い目をこすって会場に向かう朝、

“なんで自分だけ…”と心の中でぼやいた日もありました。


でも、辞めずに続けてきたのは、

この会に「自分を育ててくれる何か」があったからです。


もしこの会に入っていなければ、

きっと出会っていなかった人たちがいます。

聞くことのなかった価値観があり、

行くこともなかった地域がありました。


そして何より、

ここにはロールモデルとなる素敵な人たちがたくさんいます。


ギラギラとした成功者ではなく、

人生の厚みを感じさせる、キラキラとした人たち。

そういう人たちに出会うたびに、

「自分も、あんなふうに、かっこよくなりたいな」って思うんです。


昨日の講話では、私自身が会を通じて変わってきたこと、

そして「楽しさは自分の関わり方で決まる」ということをお話しました。


特に共感をいただいたのが、

「やらされ感」から「やりたいこと」へ、という視点。


MS委員や朝礼リーダー、会報係など、

一見面倒に思える役割も、

自分なりに工夫して取り組めば、それはもう“自己成長の場”です。


そして、

「ただ知ってる人」より「語り合える仲間」ができること。

講話を聞いて終わるのではなく、自分ごととして動き出すこと。

学びを受け取るだけでなく、誰かに届けていくこと。


そういう積み重ねの中で、私はこの会に育てられてきたんだと思います。


倫理法人会は、単なる勉強会でも、名刺交換の場でもありません。

“人として耕される場所”。

“心がキラリと光る場所”。


そして、気づけば自分もその光の一部になっている

そんな会だと、私は思っています。


山形市中央倫理法人会の皆さま、

昨日は本当にあたたかく迎えていただき、ありがとうございました。


2025/07/23
614/1000 運気のはじまりは、ポロリと   

今日、奥歯の銀歯がポロリと取れた。


「え、また?」と自分でも思うくらい、ちょいちょい外れる。もう何度目か分からないけれど、私にとってはこれ、ちょっとした吉兆だと思っている。


痛みはない。焦りもない。むしろ、「ああ、そろそろ何か動くな」という合図のように感じているのだ。いわば“付きものが取れた”感覚に近い。


銀歯というのは、見た目にも機能的にも、長く口の中に居座る「異物」だ。もちろん、お世話になった歯医者さんに失礼な言い方かもしれないけれど、身体が「もうこれ、いらないよ」と言っているような気がしてならない。


そういえば、これまで銀歯が取れたあとには、不思議と身の回りが軽くなる。人間関係がスッと整理されたり、考え込んでいたことが急にどうでもよくなったり、何かに執着していた自分がふっと緩んだり。


今回はどんな「何か」が取れたのだろう。


昔は、こういう出来事をただの「アクシデント」として扱っていた。でも最近は、ちょっと立ち止まって意味づけをしてみるのが楽しい。根拠はない。でも、根拠がないからこそ、自由だ。


とりあえず、銀歯はポーチに入れておいた。週末に歯医者さんに行くとして、それまでのあいだ、少し気をつけながら、でもちょっとワクワクしながら日々を過ごしてみようと思う。


さて、何が変わるかな。

2025/07/21
612/1000 気候変動とツバメの産卵回数   

毎年のことだけど、会社のテラスにツバメが巣を作った。今シーズン2回目。


2回目はなぜか網戸に巣を作ろうとしていたので、この巣はやむを得ず撤去。

模様を伺うも狙い通り、彼らは1回目とまったく同じ場所に巣作りを始めた。


無事に産卵したものの、しばらく動きがなくて心配していたが、先日ようやくヒナが孵った。

そして成長のスピードがとにかく早い。


先週ようやく巣のフチからくちばしがのぞいたと思ったら、

今日はもう親鳥と見分けがつかないほど立派に育っている。

5羽のヒナたちは、そろそろ巣立ちの時を迎えそうだ。


ここまで来ると、ちょっと気になってくるのが「3回目って、あるのか?」ということ。

これまでは毎年2回で終わっていた。

でも、こうして気温が高く、夏が長くようになってくると、

西日本のように3回目の繁殖もあり得るのではと、ちょっと思ってしまう。


実はこの“3回目問題”、我々にとっては結構現実的で、ツバメの子育てが終われば糞で汚れたテラスの大掃除と、張っていた養生シートの撤去が待っている。


もしも3回目があるのなら、今すべて片付けるのは早い。

とりあえずライトな清掃にとどめて、様子見しようかと悩み中。


こうしたツバメの繁殖回数も、気候変動のバロメーターになるのではないかと考えている。


さて、3回目があるのかどうか。大げさだけど2025年という年がそれ以前と以後になるのかもしれない。

まずはこの5羽が無事に巣立ってくれることを願いながら、しばらくは上を見上げる日々が続きそうだ。

2025/07/19
610/1000 梅雨明けとともに、海がひらく   

昨日、地元の海水浴場が海開きを迎えた。

同じ日に梅雨明けが発表されるのは、実はとても珍しいことだ。

例年であれば、曇り空のもとでの“どんよりした”海開きが定番。

けれど今年は朝から晴天、まるで夏がそのまま押し寄せてきたようだった。


とはいえ、夏の日差しが強ければ強いほど、

海岸に人が集まるかというと、そう単純でもない。

炎天下すぎると、逆に人足は遠のく。

自然相手の商売やイベントは、そのさじ加減が難しい。


昨年の今ごろは、そんな気候の“極端”さを実感させられた。

梅雨明け前の豪雨により、地域は大きな被害を受け、私たちも現場対応に追われた。


だからこそ、今年は備えを見直した。

豪雨災害への対応マニュアルを一から整え直し、

昨日のミーティングで社員全員に共有したところだ。


夏は楽しい季節であると同時に、備えの季節でもある。

すべてが“何も起きなかったね”で終わることを願いつつ、

そのための準備を、今年もひとつずつ積み重ねていく。
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