モノを購入すると言う行為はとってもエネルギーを使います。私としては自分の目で確かめられるリアル店舗で買った方がやっぱり良いものは買えるような気もします。しかし、変に店員さんにすすめられて、帰宅後アレっと思う事もありますから一長一短あるのかもしれませんね。やはりモノを買うというのは楽しくもあり難しくもあります。
今回は最近吟味に吟味を重ねて買ったお気に入りのアイテムについてご紹介します。それはベルトです。ベルトっていうのは、ユニクロの3千円のベルトもかなりいいと思いますし、ジョンロブなどの超一流ベルトは、庄内では見たこともありませんが1本6万円もします。
こうなるとかなり選ぶのが難しい訳ですが、中々リアルショップに行けない状況でしたので、ネットにて購入する事にしました。購入の前提として3つのポイントを挙げました(こうすると購入後に後悔が無いことが多いです)。①黒の表革(スーツスタイルでもOK)②金具がゴールド(金具がゴールドのバッグに合わせたい)③長く使えそう。この3つです。このポイントに沿ったモノをwebで調べて行く訳ですが、3週間ぐらいはかかったと思います。そして行き着いたのが、池之端銀革店製ブライドルレザーベルトです。
ブライドルレザーとは馬具向けの本革素材の通称です。ですから手綱など大きな力がかかること、また雨に濡れる事も想定し、耐久性があり水の侵入を防ぐ加工が施されております。ですからブライドルレザーは厚みがあり白く粉を吹いたようにくすんでいます(これを磨き込むととても深みのある艶が出ますので、磨きが好きな人にはたまならい。)。こちら池之端銀革店では本場イギリスからこの皮を仕入れ、その中でも一番厚い部分を加工して使用しております。
そして金具ですが、こちらも馬具をメージさせるハンドメイドの真鍮製バックルであり、Haru氏という日本屈指の職人さんがこちらも磨いて磨いて制作しております。
ここまで知ると、なんだかとっても高そう!とお感じかもしれませんが、お値段はなんと16,500円。これははっきり言って安すぎる!ちなみにこちらのアイテム、スーツスタイルにもデニムにも合わせやすく最高に重宝しています。三週間吟味して買った甲斐がありました。
モノを選ぶ喜び、出会う喜び、使う喜び、大切にする喜び、モノにはドラマがありますね。