終活講座でよくご質問をいただくのが、「自分の終活より、親に終活させるにはどうしたらいいの?」というものです。
第一に、自分の終活を置いておいて、他者にススメるのは止めましょう。順序としては、自分が終活をはじめ、これは素晴らしいと感じたから、他者に勧めるのが筋。「お母さん私が困るから、終活やってよ!」なんてことを言ってしまったら、お互い辛いでしょう。自分の感動を共有したいというのが、「勧める」の根底にはあるはずです。
私が終活を両親に勧めるにあたり、先ず行ったのは、【両親の年賀状作成代行】です。年賀状を作るには、まず住所録が必要です。住所録はいざという時の連絡先になります。その上で、どの様な間柄なのかを聴きます。これにはかなり時間がかかるので気長に聴きましょう。
次に、その中で最近亡くなった方の話などがあれば、特によく話を聴き、そのことについて両親がどの様に感じているのかについてさりげなく質問して行きます。そうすると、自身のエンディングについてもどうしよかという雰囲気になり、もしかしたら相談や具体的な話などがあるかもしれません。
そんな時に初めて役立つのが、自身の終活体験です。具体的に何をやればよいのかなど、気にかけてらっしゃるようでしたら、その時が終活の勧め時。
アンカーズのセミナールームでは、終活にも役立つ生前整理アドバイザー2級認定講座を毎月開催しております。次回は12月20日。ご活用下さい。
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