ごみの受け入れをしていると、不思議な時がある。
全く同じ冷凍庫が出てくる日があるのだ。
同じメーカーで、同じ大きさで、同じ色。
冷蔵庫ならまだ分かる。数が多いから重なることもあるだろう。
けれど冷凍庫は違う。そもそも持ち込まれる数が少ない。どちらかと言えばレアな存在だ。
そのレアな冷凍庫が、しかもレアなメーカーのものまで、同じ日に持ち込まれたり、収集に伺った先で続けて出てきたりする。
同じ頃に売られ、同じ頃に使われ、そして同じ頃に役目を終える。
家電にも“寿命の季節”のようなものがあるのかもしれない。
そんなことを考えていた時、私たちの仕事の分類が変わっていくという話を聞いた。
これまで私たちの仕事は、ざっくり言えばサービス業と括られてきた。
けれどこれからは「資源循環業」というような分類に再編されていくのだという。
なるほどと思った。
これまでは不要なものの終着点というイメージだったかもしれない。
けれどこれからは再出発地点という立場になるのだろう。
同じ冷凍庫が同じ日にやってくるのも、単なる偶然ではなく、社会の中でモノが一斉に役目を終え、次の循環へ向かっていく節目のようなものなのかもしれない。
私たちはごみを受け入れているようでいて、実は資源の流れの途中に立っている。
そう思うと、いつもの持ち込みの風景が少し違って見えてくるのだ。