昨日講演会がありまして参加してきたのですが、終了後講師と名刺交換をした際「お宅の仕事は誰もが嫌がる仕事だけど、無くてはならない仕事だ。だから誇りを持っておやんなさい」と言われました。
このお言葉、大変悔しかったです。父から継いだこの会社、子供の頃からずっと見てきたこの仕事、ずっと誇りを持ってやって来ました。私はなぜその講師から励まされる必要があるのだろう。
分かります。講師は良かれと思って私にそう言ってくれたのだということを。しかしそれは違う。それは配慮に欠けた言葉なのです。世の中にはこの手の良かれと思って言った発言によって傷く事がとても多い。もしかしたら私も配慮なく使ってしまった事があっただろうとも思いました。
ただ、ここで腹をたてて終わりでは芸がない。その講師から見れば、誇りなく仕事をしている人間に見えたのかもしれません。だから、私も社員も社員の家族にとっても誇りある会社、勤めていることを自慢したくなる会社にしなくてはならない。したい。
それが私の使命であり、次の世代にこの会社を繋いで行くための命題なのだと思ったのです。
苦笑しか出てこなかった瞬間でしたが、気持ちを切り替え、これをバネにして行こうと固く誓った出来事でした。