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毎日ブログ

2026/10/24

昨日は、南陽市にある宮城興業へ行ってきました。

 

南陽菊まつりを横目に向かった先は、日本の老舗靴メーカー、宮城興業。

 

ここの靴は本当に素晴らしく、私も何足か愛用しています。

 

工場に併設されたショップでは、一点ものの掘り出し物やサンプル品が販売されることもあり、たまに覗いてみると面白いのです。

 

「おしゃれは足元から」

 

「足元を見る」

 

そんな言葉があるように、昔から足元というのは、その人を表す大切な部分とされてきました。

 

しかし、革靴もずいぶん高くなりました。

 

数年前と比べて、1.5倍以上の価格になっているものも珍しくありません。

 

一方で、世の中の服装はすっかりカジュアル寄りに。

 

革靴を履く人も、履く機会も、以前より少なくなっているように感じます。

 

考えてみれば、革靴というのは、なかなか不合理な履き物です。

 

新品のうちは硬く、足が痛くなることもある。

 

自分の足に馴染むまで、いわば修行のような期間が必要だったりします。

 

最初から柔らかく、軽くて快適な靴がいくらでもある時代。

 

わざわざ痛い思いをしてまで履く必要があるのか。

 

合理的に考えれば、答えは明らかなのかもしれません。

 

それでも、革靴には革靴の楽しみがあります。

 

履き込むほどに自分の足に馴染み、革には少しずつ表情が生まれる。

 

汚れを落とし、クリームを入れ、磨き上げる。

 

手をかけた分だけ愛着が増し、いつしか単なる履き物ではなく、自分だけの相棒になっていく。

 

最初から完成された快適さではなく、自分と一緒に完成していく楽しさ。

 

そこに革靴の魅力があるように思います。

 

さて、今回のお目当ては、先日手放した茶色のローファーの後任探し。

 

残念ながら、これだ!という一足には出会えませんでした。

 

まあ、急ぐ必要もありません。

 

長く付き合う相棒ですから、出会いも大切。

 

また今度、覗いてみることにします。

 

こういう買い物も、悪くないものです。

2026/10/22

「こうするべきだ」

「ああするべきだ」

 

私たちは日々、たくさんの「べき」に囲まれて暮らしています。

 

仕事であれば、なおさらです。

 

決められたことは守るべき。

間違えたら素直に認めるべき。

わからないことは人に聞くべき。

 

どれも間違ったことではありません。

 

むしろ、組織で仕事をする以上、大切なことばかりです。

 

ところが、この「べき」が強くなりすぎると、相手の事情や気持ちが見えなくなってしまうことがあります。

 

先日、片付けに関する記事を読んで、そんなことを考えさせられました。

 

片付けられない人に対して、「片付けるべきだ」と考えるのは簡単です。

 

しかし、片付けられないことにも、その人なりの理由や事情があるのかもしれません。

 

これは仕事でも同じこと。

 

間違いを認められない人。

人に頼ることができない人。

自分をよく見せようとする人。

 

そんな人を見ていると、つい「素直になればいいのに」と思ってしまいます。

 

でも、最近ふと気づいたのです。

 

自分にも、そんなところがあるのではないか。

 

私自身、間違いを認めることが苦手だったり、人に弱みを見せられなかったり。

 

どこかで「ちゃんとしていなければならない」と思っている自分がいます。

 

そう考えると、相手の言動も少し違って見えてきます。

 

もちろん、仕事には責任が伴います。

 

できない事情を理解することと、できなくてもよいとすることは違います。

 

守るべきことは守ってもらわなければなりませんし、ときには厳しい判断も必要です。

 

ただ、その判断の前に、相手を理解しようとする姿勢を持てているだろうか。

 

そこが大切なのだと思います。

 

そして、もう一つ。

 

他者に優しくあるためには、まず自分自身にも優しくある必要があるのかもしれません。

 

自分の弱さを認められない人は、他人の弱さも許せない。

 

自分に「こうあるべきだ」を課し続けていると、知らず知らずのうちに、他人にも同じものを求めてしまう。

 

そんな気がします。

 

「やるべきだ」を手放すことは、責任を手放すことではありません。

 

正しさだけで相手を見るのではなく、その人の背景にも目を向けてみること。

 

そして、自分自身の弱さにも目を向けてみること。

 

そんなことが大事なのではと感じました。

2026/10/20

今日は20日。

 

私たちの事務所には、毎月決まって緊張が高まる時期があります。

 

いちばん大きな山は月末。

そして20日にも、月末と比べれば3分の1ほどの山があります。

 

3分の1といっても、気楽に越えられるわけではありません。締め切りが近づけば、ひとつひとつの確認にも、いつも以上に気を使います。

 

現場の忙しさは、車両の出入りや作業の様子から伝わってきます。一方、事務所の忙しさは、机に向かう姿だけでは分かりにくいものです。

 

静かに仕事をしているからといって、余裕があるとは限らないんですよね。

 

自分にはちょっとした確認でも、相手にとっては、集中している仕事を中断することになるかもしれません。

 

今、声をかける必要があるか。

あとでまとめて伝えられないか。

自分で確認できることはないか。

 

忙しさの波を知っていれば、できる気配りもあるはずです。

 

そんなことを書いている私自身、思いついたことをその場で話しかけていないか、振り返る必要がありそうです。

 

今日は20日。

まずは私が、事務所の仕事の流れを意識して過ごしたいと思います。

2026/10/18

今日は、セレモニーホール鶴岡駅前で開催された「遺影写真供養・遺品整理セミナー」へ。

 

その際、スタッフの方から、遺影写真の供養について興味深いお話を伺いました。

 

こちらでは人形供養も定期的に開催しているそうですが、遺影写真の供養とは、訪れる方の様子に違いがあるのだそうです。

 

人形供養では、お子さんが使っていたものなど、ご自身やご家族の思い出が重なる品も多く、供養祭に参列される方が多いとのこと。

 

一方、遺影写真の場合は、祭壇に預け、お線香をあげて帰られる方がほとんどなのだそうです。

 

家に古くから受け継がれてきた写真や、ご自身とは血縁の遠い方の写真なども多いようです。

 

今回で3回目の開催とのことですが、初回には、なんと丁髷姿の肖像画も持ち込まれたのだとか。

 

それほど長い間、その家で大切に受け継がれてきたものなのですね。

 

回を重ねるにつれて、そうした古い写真は少なくなり、「以前から気にかけていた方が、こうした機会に持ってこられたのでは」という印象を、スタッフの方はお持ちでした。

 

写っているのが誰なのか、詳しくは知らない。

けれど、家にずっとあったものだから、簡単には手放せない。

 

そんな思いで、長年そのままになっている遺影もあるのかもしれません。

 

預けて、お線香をあげて帰る。

 

その短い時間にも、「これまでありがとうございました」と、気持ちの区切りをつける意味があるように感じました。

 

私たちは普段、家財整理のお手伝いをしています。

 

その中には、運び出し方や処分の方法がわかれば進むものもあれば、方法がわかっていても、なかなか手をつけられないものもあります。

 

そうしたものを手放すには、安心して託せる場所や、きちんとお別れのできる機会が、大きな助けになるのでしょう。

 

片付けには、人それぞれの気持ちと時間がある。

 

スタッフの方のお話から、あらためて教えていただきました。

2026/10/16

近年、「墓じまい」という言葉を耳にする機会が増えました。

 

墓じまいとは、これまでのお墓を撤去し、納められていた遺骨を別の場所に移したり、永代供養などに切り替えたりすることです。

 

実は今、この墓じまいに関連する「改葬」の件数が大きく増加しています。

 

厚生労働省の統計によると、2014年度には全国で約8万4千件だった改葬件数が、2024年度には約17万6千件に。

 

わずか10年で2倍以上になった計算です。

 

※改葬にはお墓の引っ越しなども含まれるため、すべてが墓じまいというわけではありません。

 

では、なぜこれほど増えているのでしょうか。

 

お墓を守りたくても守れない時代

 

背景にあるのは、少子高齢化や人口減少、そして家族の暮らし方の変化です。

 

かつては、家を継ぐ人がお墓も守り、代々受け継いでいくことが一般的でした。

 

しかし今は、子どもたちが進学や就職で故郷を離れ、そのまま都市部で生活することも珍しくありません。

 

お墓が遠方にあれば、お墓参りや掃除だけでも大変です。

 

さらに、子どもがいない、あるいは子どもに負担をかけたくないという理由から、自分たちの代で墓じまいを考える方も増えているようです。

 

つまり、ご先祖様を大切にしたくないのではなく、大切にしたくても、これまでと同じ方法では守り続けることが難しくなっているのです。

 

墓じまいを考えるときのポイント

 

墓じまいは、お墓を撤去すれば終わりというものではありません。

 

考えておきたいことがいくつかあります。

 

① 家族や親族との話し合い

 

お墓には、自分たちだけではなく、親族それぞれの思いや記憶が詰まっています。

 

管理を担っている人だけで決めず、関係する方々と十分に話し合うことが大切です。

 

② 遺骨の新たな供養先

 

永代供養墓、納骨堂、樹木葬など、供養の形も多様化しています。

 

費用や管理方法だけではなく、これから家族がお参りしやすいかどうかも重要なポイントです。

 

③ 手続きと費用

 

墓じまいには、墓石の撤去や墓地の返還、遺骨の移動などが伴います。

 

改葬する場合には、原則として現在のお墓がある市区町村で改葬許可の手続きが必要です。

 

また、墓石の撤去費用、新たな納骨先の費用、寺院との相談など、事前に確認しておくことも少なくありません。

 

④ 気持ちの整理

 

そして、何より大切なのが気持ちの整理ではないでしょうか。

 

長年、家族が手を合わせてきた場所をなくすことに、寂しさや申し訳なさを感じる方もいらっしゃるでしょう。

 

だからこそ、急いで結論を出す必要はないのだと思います。

 

お墓を残すことと、思いを残すこと

 

この話は、私たちが日頃取り組んでいる家財整理や遺品整理にも通じるものがあります。

 

大切な人が使っていたモノ。

 

思い出の詰まった家具や道具。

 

それらを手放すことに、ためらいを感じるのは自然なことです。

 

しかし、モノを残すことと、思い出を大切にすることは、必ずしも同じではありません。

 

お墓についても、同じことが言えるのかもしれません。

 

お墓という形を守ることも大切。

 

一方で、形を変えながら、ご先祖様への感謝や家族の記憶を受け継いでいくことも、一つの選択肢なのだと思います。

 

もちろん、どちらが正しいという話ではありません。

 

大切なのは、自分たちの暮らしや次の世代のことを考え、納得できる形を選ぶことなのでしょう。

 

墓じまいの増加は、単にお墓が減っているという話ではなく、家族のあり方や、世代を超えて何を受け継いでいくのかを問いかけているように感じます。

 

何を残し、何を手放し、何を次の世代へつないでいくのか。

 

墓じまいは、そんなことを考えるきっかけなのかもしれません。