本日は、山形県産業資源循環協会庄内支部の視察研修にて大阪へ。
関西クリアーセンターという新しく完成した廃棄物の中間処理施設を見学させていただきました。最新の設備が並び、現場の工夫や熱意を肌で感じることができ、やはり実際に足を運ぶと得られるものがあるなあとしみじみ思います。
ところで、出張のときにいつも頭を悩ませるのが「お土産」。昔、ある先輩に「どこかに行ったら必ずお土産を買って帰りなさい」と言われたことがあります。「旅行中でも君のことを考えていたよ」というメッセージになるから、と。そのとき先輩は、「だから中身はなんでもいいんだ」と笑っていました。なるほど、確かにお土産って、モノより気持ちが大事なのかもしれません。
そんなことを思い出しながら、伊丹空港に降り立ってまず目に入ったのが本屋さん。店先に並んでいたのが『17歳のときに知りたかった 受験のこと、人生のこと。』という本でした。表紙の青い空に惹かれ、気づけば手に取っていました。
パラパラと目次をめくってみると──これ、俺も17歳で読みたかったかも、と心の中でつぶやきました。あの頃の自分が抱えていた不安や迷いに、きっと何かしらの答えやヒントをくれただろうなと。そんな本を、今の息子に手渡せるのはちょっとした贈り物だなと思います。
まあ山形でも買えるとは思いますが、こういう出会いって面白いですよね。旅先での偶然が、少しだけ特別な一冊にしてくれる気がします。