これも先日の大阪出張のお話の続きです。2009年にビジネススクールで一緒に学んだ仲間たちと3年ぶりに再会を果たしたのですが、3年前はいらっしゃった先輩が今年急逝されたのです。その方は岡山で私たちアンカーズと同業の廃棄物処理会社を営まれていらっしゃいました。元々は金属スクラップからスタートした会社と伺っておりましたが、廃棄物処理業を中心に農場や発電、レストラン事業を展開するフォールディング企業として大きく躍進されてらっしゃいました。
ゼロエミッションを理念に掲げ、その実現の手段としてエコビレッジのプロジェクトをスタート。中でも、ゴミを温室の燃料や肥料として作られる皮まで食べられるバナナについては目を輝かせてお話しされていたのが印象的でした。
今回、皆で岡山まで行き墓参をさせて頂きました。奥様がいらっしゃっていて、その追い続けたバナナを頂きました。実は今回頂いたのはそのバナナの加工品でフィナンシェとバナナチョコレートジャムだったのですが、なんでも皮まで食べられるそのバナナは1本1,000円という価格にも関わらず人気すぎて生産が追いつかないのだそうです。本当に素晴らしい事業に成長させたのだなと感激しました。
バナナのジャムは加工が難しいのだそうですが、食べてみると優しい甘味とバナナ特有のあの食感と香がし、子供達にも好評でとっても美味しかったです。
夢を追い続けた先輩の生き様に胸が熱くなりました。