コロナ禍、衣料関連サービスの需要の落ち込みも大きかったですね。スーツなどはテレワーク化が進んだ事もあってニーズも大きく変わったと聞きます。
そんな中私は、2019年から3年振りにスーツをオーダーしました。理由としてはスーツに関しての知識もそれなりに深くなり、今の私に似合うスーツが着たい!という純粋な欲求からです。
今回がオーダー4着目なのですが全て違うフィッターの方から採寸・仕立てていただいており、当然ですが一着として同じモノはありません。そしてこれら一着一着には思い入れがあり、その時々のベストだったなと振り返る事ができます。
今回の私なりのテーマは「艶感」。ボンドスーツのようなタイトでエレガントなスーツが望みでした。そしてフィッティングをお願いしたのは同世代のなんと女性の方なんです。
これまでは年配の男性が多かったのですが、女性という事でとても新鮮かつトレンド感があって的確なアドバイスを頂くことができました。例えば、私の腰骨の高さからベンツ(上着の切れ込み)をセンターにした方が良いとアドバイスをくれたり、これまた上着のポケットの角度やボタン数においても骨格的な所からアプローチをして頂き、今の私にピッタリの素晴らしいモノができたと感じています。
以前はオーダースーツは間違い無いと頭から考えていたのですが、作って行く内に良くも悪くもフィッターありきで、そのプロに対してどれだけこちらがイメージを伝えられるかが鍵となる事を学びました。
そういった意味でも今回はとても良いスーツが作れたのではないかと感じます。
モノも人も互いに輝く関係がいいね。買うのも手放すのも大切と考えるアンカーズです。