新しいスタッフが入ると、
緊急連絡先やアレルギーと一緒に血液型も確認する。
血液型と性格の関係には
医学的な根拠はない。
それは分かっている。
けれど、どうしても人は意味を探したくなる。
現在スタッフは29名。
A型14名
O型5名
B型7名
AB型2名
A型がほぼ半数。社内最大勢力だ。
日本人全体と比べてもA型はやや多く、O型は少なめ。
ふと、思い出した。
先代の社長――父はO型だ。
そして、なぜかO型の採用が当時は多かったと聞く。
「社長に似た人が集まる」
そんな話を昔、誰かがしていた。
偶然だろう。
でも、完全に偶然だろうか。
私はA型だ。
几帳面と言われれば、まあ否定はできない。
段取りを組み、やり切ることを好む。
曖昧さより、整っている方が落ち着く。
気がつけば、社内最大勢力はA型になっていた。
会社は、少しずつ社長に似ていくのかもしれない。
O型が多かった時代は、
きっともっと大らかで、勢いがあったのだろう。
今は、積み重ね型。
地道で、堅実で、抜けがない。
どちらが良い悪いではない。
ただ、時代と共に求められることも変わる。
血液型に根拠はない。
けれど、会社の空気を考えるきっかけにはなる。
組織は、社長の鏡。
そう考えると、
この14という数字は、少しだけ責任を感じる数字でもある。