最近、「正義」という言葉が気になるようになりました。
大げさなようでいて、日常の中にも「正義」はあると思うのです。
それはつまり、自分が信じている“正しさ”のこと。
私たちは誰もが、自分なりの正しさを持っています。
そして知らず知らずのうちに、「それが一番正しい」と思い込んでしまう。
でも、同じように相手にも、その人なりの正しさがある。
それがぶつかったとき、どうしても対立になってしまいます。
でも、「ああ、そういう考え方もあるのか」と思えたら、少しだけ気持ちに余裕が生まれる。対立の軸をほんの少しずらすだけで、心が軽くなることもあります。
鳥の目で俯瞰してみること。虫の目で相手の立場に立ってみること。
そんなふうに視点を変えることで、すっと肩の力が抜ける気がします。
でも、それができる時って、たいてい心に余裕があるときなんですよね。
最近、なんだか世の中がカサカサしているように感じます。
みんな余裕がなくて、自分のことで手一杯。
だからこそ、今こそ「整理」なのかもしれません。
モノを整理することは、頭や心を整えることにつながっています。
部屋が整うと、なんとなく気持ちも整ってくる。
そうして生まれた余白が、誰かの“正しさ”を受け入れるスペースになるのかもしれません。