今年の山形は雪が多い。ウインタースポーツと言えば、スキー・スノーボード・スケート。子供を授かってからは、近所でのソリ遊び位で、スキー場に行くことは殆ど無くなった。
モノ・心・情報を整理する令和の終活【おしゃれ終活・俺の終活】を伝えていると、受講者さんと共に、伝え手のこちらまで様々な思い出が蘇る。
先日ふと頭をよぎったのは、子供の頃よく父からスキーに連れて行ってもらった記憶だ。
父はスキーなど滑った事は無く、スキーの板もどこからか古いのを貰って来て私に与え(長靴にスキーを付けるタイプのいわゆる長靴スキーだったかもしれない)、我流の滑り方を教えてくれた。
それは小学校でスキー教室があったからだ。同級生でそんな古い板を使っている者はなく、恥ずかしいと思った。スキー教室前日、父はその古い板にバーナーで炙りながら丁寧にワックスを掛けてくれた。
迎えたスキー教室、やはり板の事はバカにされたが、グループ分けをするテスト滑走では、上級クラスに入る事ができた。鼻高々だった。帰宅後そのことを話すと父も満足気だった。
たわいもないエピソードだが、何か大切な教えの様にも感じる。気づけば当時の父と同じ年齢になっている。この冬はスキーに行ってみるか。