毎回興味深い切り口の週刊現代別冊おとなの週刊現代。最新号のテーマは、【ひとりで生きるための準備】。今回は連れ合いを喪くした後の様々な人生ドラマが描かれており、特に、男性はどう生きるのかという点にフォーカスされていた事も、これまでに無い視点ではないかと感じました。(かなりおススメです。)
8年程になるのですがアンカーズでは、お片付けと終活を結びつけた講座を開催してきました。当初は大々的にチラシを打っても参加者2名といった講座でしたが、最近では100名以上の参加者で開催する事も多くなっており、地方でも終活の大切さを理解して頂けているという手応えを肌で感じます。
ただ、参加者の98%は女性というぐらい男性は少数派。しかし講座が終わって、後片づけをしていると決まって質問にいらっしゃるのは男性です。聞けば、妻に先立たれ、「妻のモノにまったく手を付けることができないが、どうしたらよいのか」という切実な質問でした。(男性からの質問は、ほぼこの一点といっても過言ではありません。)
この問いに対し、遺品整理の現場で男たちの辛さを目の当たりにし、単なる整理術で解決することのできない難しさを重々感じていましたので、何と答えてよいのかと、忸怩たる想いでおりました。part2に続く