人間学を学ぶ月刊誌致知2024年3月号、今月の巻頭対談にはたいへん大きな勇気をいただきました。対談は、日本でいちばん大切にしたい会社大賞受賞企業でもあり、手肌と地球にやさしい「ヤシノミ洗剤」で有名なサラヤの更家社長と、日本ベンチャー大賞内閣総理大臣賞受賞企業であり、人間が生活するために必要な59種の栄養素が全て含まれているユーグレナの食用屋外培養に世界で初めて成功したユーグレナの出雲社長のお二人で行われ、未来を切りひらくリーダーに求められる胆力とは何かについて語り合われました。
これを読んで、やっぱり理念なんだよ!って思ったし、恐れずそこを目指して進んでゆくことへの勇気をいただくことができました。サラヤの経営理念は「世界の衛生・環境・健康に貢献する」を掲げ、マレーシアで野生動物の保護活動やウガンダで「サラヤ100万人の手洗いプロジェクト」などの活動を続けています。それらの社会貢献活動が素晴らしいというだけでなく、この理念を実現するために様々な課題を自分ごととして捉えて行動し続ける姿勢、ここに経営者としての懐の大きさを感じることができました。更家社長が危機の時にリーダーに求められる資質として①スピード感②(社員の)事業への理解度を高めるコミュニケーション力③組織のカルチャーを築く力であると語っています。この点も見習いたいところであり、やはり変化への対応は一人では成しえない、皆の理解を深められるリーダー像というのが求められるのだと感じました(実践します)。
またユーグレナでは「人と地球を健康にする」を掲げ、多くの国民が栄養失調に苦しんでいるバングラディシュにおいてユーグレナ入りのクッキーを子供達に無償配布する活動を続けています。出雲社長は人間がこのままのペースで生活を続けていれば、いずれ地球には人が住めなくなる。ロケット工学の父コンスタンチンの言った「今日の不可能は明日可能になる」に倣い、不可能だと思われるような難しいチャレンジを起業家がその気概を持って実現させて行くことが大切と語り、更家社長も経営の本質は「革新」であると説いています。
理念とは建前ではなく、心から実現したいことであり、それは世の中のために役立つこと、その実現に向かって本気で取り組むとき、お金は後から着いてくる。この対談から私は①地球環境にいいことをしよう。②資源を大切にできることをしよう。③人に優しいことをしよう。これをみんなを巻き込んでしよう。そう決めました。うん。