「なぞなぞ」、答えが分かってしまえば「なーんだ、そんなことか!」となります。しかし、答えが簡単に導き出せるかと言うとこれが難しい。3月16日の地震以降、施設管理なども行っている当社では、夜中の緊急対応などが増えております。
昨日の休日深夜、管理先からの異常を知らせるアラームを受信、担当スタッフが現場に急行しました。当初簡単な機器トラブルとの認識でしたが、トラブルの原因が分からない。朝まで原因を探りながらの対応をしていました。緊急対応について普段は社長である私に連絡が来ることはありません(専用LINEなどで出動状況のみ)。しかし、この日は早朝からの電話、「電気系統のトラブルだが原因が分からない」と言うことで第一種電気工事士(ペーパー)である私の出動となりました。
道すがら、原因についてトレースするも「分からない」。現場に着いて機器類一つひとつをチェック、しかし異常が無い、けど不安的な動き方をする。それから原因を探る事半日、結局は地震の影響なのか風なのか電源を受電する電線の接触が不安定であることが判明。「なーんだ、そんなことか!」、答えが分かってしまえばそんな簡単な事!となるのに、それが分からない。心の底から「おもしれー」と感動してしまいました。
現場で久々に「分からない」に直面し、なんとも言えない居心地の悪さと、なんとも言えないワクワク感が込み上げ「おー生きてる!」と言う感覚を味わえたのです。
生きている喜びは答えを知る事ではなく、答えを見つけてゆく過程にあること。そんな事を訓えられた思い出深い緊急対応でした。