何年振りかで妻の買い物に付き合いました。卒業式に着る服を買いに行くという事でしたが、この時期だと購入するには遅いタイミングだった様で見つけるのが大変でした(もう来週の話なのに)。私が子供の頃、お母さん達は皆着物でしたが今ではそれほど見かけなくなりましたね。着物はやはりいいなーと男性目線では感じるのですが、セレモニースーツが主流となった現代では、変に目立つのも嫌だとかでやはりスーツにするということでした。
結局一日探し回りましたが、気に入ったものを見つける事が出来ず手持ちのモノを着るという決断に至りました。妻の要望をまとめると①似合う②そこそこおしゃれ③悪目立ちしない④できれば着回しができる。このようなものです。確かにそうです。着る機会が少ないこの手のアイテムは着回しができれば最高なわけですが、求める要素が多くなると、選択肢はどんどん狭まり結局は見つける事が難しくなってしまいます。
お片付けの中でも【入学式で買ったセレモニースーツが卒業式では着られる事がなく、その後もクローゼットにずっとぶら下げてある。】というクローゼットあるあるがあります。だから高いスーツを買うべきで無い!と警鐘を鳴らす方もいらっしゃる。
そこで私の提案、一人の子供が大学を卒業するまではおよそ10回入学・卒業式がある。その間およそ20年。つまり20年の間に10回着る機会がある訳です。3人いれば30回です。このように考えるとそこそこ着る機会があると言えるのではないでしょうか。
だから20年は難しいにしても、10年着れる前提のセレモニーに特化した質の高いものを選んだら良いのではないか、そう私は妻の隣で考えていたのでした。
ただ、選ぶ楽しみというものもあるわけですから、なんとも言えない所です。帰宅後、機嫌が良い妻を見ながらそう感じるのでした。