今日は寒いですね。
鶴岡市内ではあられがぱらぱらと降って、フロントガラスを転がっていきました。
そろそろ冬タイヤに交換しないとな、と思いながら、季節がまた一段、背中を押してくるのを感じます。
来週は札幌へ出張の予定。
天気予報を見てみると、最高気温がまさかの1度。
数字だけで冬がぐっと近づいてきました。
でも同時に、真夏に買っておいたコートをようやく下ろせると思うと、少し嬉しい。
服には「待つ楽しみ」がありますね。
季節とともに装いが巡る感覚が、なんだか好きです。
さて、そんな中、最近こだわっているのがネクタイです。
ここ数年、冬のインナーはニットが主役。だからこそ、スーツスタイルのタイドアップにはこだわりたい。
これまでは、ネクタイといえば“ネイビー一択”。
濃淡違いのネイビーを、静かに回し続けていました。
それが今年は、水玉、小紋、レジメンタルと、柄に手が伸びました。
ほんの少しの冒険です。
最近は、スカーフのような柔らかい風合いのネクタイもあって、結んだときにふわりと空気を含みます。
小剣を少し長めにする結び方が今の気分で、作り込みすぎない、その余白がなんとも大人っぽい。
ワイドシルエットの流れに合わせて、ネクタイも長めで、気持ち太め。
整えすぎず、どこか自然体。
いいネクタイと新しい季節
その変化を、首元でそっと確かめています。