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545/1000 迷った時の選び方 

545/1000 迷った時の選び方 

これまで私が迷ったとき、よりどころにしてきたのは「カタキ」の方だった。


“カタキ”とは、簡単に言えば**「難しい方」**。

楽な道より、骨の折れる道。

遠回りでも、手応えがありそうな方。

そういう道を選んでおけば、何となく「逃げてない気がした」からだ。


けれど実際は、その難しさに身を隠していたことも多かった。

「こっちの方が大変だから、きっと正しい」

そんなふうに思い込んで、でも本音では、本当に向き合うべきことからは逃げていた。


そのことに気づくたび、なんとも言えない罪悪感が残った。

難しい方を選んだ自分に酔っていたんじゃないか?

「正しい選択」という仮面で、どこか逃げていたんじゃないか?と。


そんなとき、『宇宙兄弟』というアニメに出会った。

その中で、主人公の六太が恩師から言われた言葉がある。


「迷ったときは、ワクワクする方を選べ」


私はこの言葉に、ハッとした。

自分が「難しい方」にばかり目を向けていたのは、

本当は“ワクワク”に自信が持てなかったからかもしれない。

心が動く方を選ぶことに、どこか後ろめたさを感じていたのかもしれない。


そして昨日、講演会で出会った言葉が、

そのふたつをすっと包み込んでくれた。


「迷ったら、両親が笑顔になる方を選びなさい」


この言葉には、計算も言い訳もいらなかった。

私の両親は今も健在だ。

どちらを選べば、あの人たちは笑ってくれるか。

その顔を思い浮かべれば、不思議と答えが出てくる。


“難しさ”や“ときめき”じゃなくて、

もっと深いところにある安心感。

それが、今の私にとっての道しるべなんだと思う。


これからも迷うことはあるだろう。

そのたびに、私は静かに自分に問いかける。

「両親が笑うのは、どっちだろう」と。


それだけで、少しだけ、まっすぐに進める気がする。