決断っていうのは覚悟が入りまして、右を選べば左は選べない。そこに人生の面白さっていうのがあるのだと思います。あの時の決断は間違っていたのではないか、あっちを選んでいたらどうだったのだろう。いつかAIがめちゃくちゃ進化してその決断すら予測変換で見せてくれる時代が来るのかもしれませんが、人生っていうのはそれほど単純ではないでしょう。
それでいつも決断を先延ばしに機会を逃してしまうなんていう優柔不断な方がいらっしゃいましたら、ちょっといい方法があります。それはモノの整理です。モノの整理というのは不必要なモノを手放すという行為が伴います。すると視点は必然的に「何を得るか」から「何を手放すか」というものになって行きます。つまり決断というのは何かを選び取る行為の様に見えますが、実は何を手放すかを決断している行為でもあるのです。
手放すモノを決めるということは、残すモノを決めることであり、本当に必要なモノを明確にする事です。それで「得たい・得たい」と執着する心のままに決断をしてしまうと、結果いい決断に結びつかなかったりすることが多いように私は感じます。
「何を得るか」ではなく「何を手放すか」。差し当たって手放すものをゴミ袋に入れてみる。そこから進めるモノの整理を推奨いたします。