GW中にカラスから巣を壊されたツバメのつがい、そのつがいが帰って来てまた巣を作り始めました。昨年から当社の2階にあるテラスに巣を作るようになったツバメがいるのですが、GW中人の動きが少なくなったタイミングでカラスからの襲撃を受けてしまい巣と卵を奪われてしまいました。
そんなことがあって、今年は難しいだろうな〜と少々残念に感じていたのですが、昨日出社してみるとなんだか聞き覚えのあるあの鳴き声がするんです。見上げてみると、ツバメの姿。ここ一週間ほどは姿を見ることもなかったのですが、やっぱりあの場所がいいと思ってくれたのでしょうか、そのタフさには感動を覚えます。
動物を見ていると、現実の受け止め方や未来へ対する心の向け方が人間とは全く違っていることに驚かせられます。人がどうしても考えずにはいられない「なんであの時」とか「どうしてああなった」とかそういった過去に対する後悔とか恨み・妬み、あるいは未来に対する不安って持っていないんですよねきっと。
それで動物にあるのは「今ここ」だけ。過去や未来に対しての感情はなんにも無い。人間にとっても本当は「今ここ」しか無いはずなのですが、連続したものとして私たちは考えてしまう。それでいいこともあるのだけれど、それに押しつぶされて自分の可能性を自分で妨げたりしている場合も多い。
だから時には「今ここ」に意識を向けてあげる時間も大切なんだって思います。そんな事をツバメを見ながら感じてました。今度は無事に巣立ってくれよ〜なんてことを願いながら。