不安って誰にでもある事だと思います。遺伝的に不安を感じずらいという人もいるそうですが、私の場合はそういったタイプではないようです。不安ってネガティブな要素が強いように捉えがちですが、先の事を予測して生き抜いて行く力でもあると思います。
ただあまり不安が強すぎると何事にも挑戦できなくなってしまったりとせっかくの人生を輝けなくさせてしまったりもします。
私は父の後を継いで経営者になったという事もあり、基本的に父のやって来たことを踏襲するという選択肢にはとても安心感を覚えます。ただ自分のコンフォートゾーン(慣れ親しんでいる行動など)というものを飛び出して行かなければ得ることができないことが多いのも事実。そうなるとやはり不安は付き物です。
そこで、先日読んだ中野信子著:新版 科学がつきとめた「運のいい人」では、不安を生理現象と捉えるとラクだよと解説していました。本の中で、セロトニン(精神を安定させる脳内伝達物質)が減少すると不安になり、特に女性は生理前にセロトニンの減少が見られるのだそうで、だから不安を感じたら、生理現象の一つであると捉えると辛い時期を乗り越えられると解説していました。
男性の私にとってもセロトニンの分泌というのはあるわけなので、生理現象として不安を捉え方るという考え方はとても気持ちが楽になるなと感じています。私は不安には2種類あると思っていて、一つは挑戦するときに湧いてくる不安。そしてもう一つは現状を守ろうとするときに感じる不安です。後者の方がやはり後ろ向きな不安であることが多いので、この不安と付き合うのはとっても辛い。だから私は前者の挑戦する不安を意識して行きたいと感じています。
挑戦で湧く不安はその度合いはやはり大きいのですが、自分で舵を切っているやり甲斐・ワクワクがある。人間が生きる・活動するフィールドってやっぱり挑戦なんだなって思います。不安を味方に、チャレンジして行こう!