人生100年時代に備える。そんなフレーズはもう珍しくありません。先日同級生の男友人達とバーベキューをしたのですが、これまで一度も話題になることのなかった老後についての話題が挙がりました。40代も半ばから後半になったとは言えまだ早いような気もしましたが、そもそも老後っていつからかなどももはや解らなくなりつつある昨今、そんな話を友人と話すのは不思議でもありリアルでもあるなと感じました。
必ず来る死というものは皆が言う老後の先にあるのだと思います。その老後をいかに向かえるかについて家族や夫婦そして働き方など多岐に渡っての議論となりました。結論など出ない話ではあったのですが、現在から見えるまだ先の未来を中年男がそれぞれにぼんやりと描く姿は、10代20代のそれとは大きく違った景色に映りました。
この前中学生のウチの子供がもらって来たプリントにこのような数式が書いてありました。[1.01の法則 1.01の365乗=37.8] [0.99の法則 0.99の365乗=0.03] 。1.01と0.99の差は0.02という微差ですが、毎日続けると1年後は1260倍という大きな差になるという訓えの様です。
抜くと抜き癖がつくというのは、身体能力が低下して良くも悪くもズルを覚えるようになった中年男性には思い当たる節も多いでしょう。しかしほんの少し0.01でも頑張るその姿勢は後の人生を大きく変える力となり得るのでしょう。
真面目であることがダサい。若い時分にはそんな一所懸命な姿を下げる風潮が多いわけですが、中年からはちょっとの頑張りを生かす価値観を掲げて、その先の人生をいかしたいな。そんな事を考えておりました。