ゴミ収集車(パッカー車)、当社では毎日7台の作業車が稼働しております。このゴミ収集車の火災がここ数年問題になっています。ここ数年増加した背景に付いては分かっていませんが、直接的な原因としては使い切っていないカセットコンロのガスボンベがゴミの中に入っていることや、モバイルバッテリーなどからの発火によります。ごみ収集車は鉄板が回転する仕組みでゴミを圧縮しながら巻き込んで行く構造になっています。
この為、ボンベ内に残されたガスが金属の摩擦によって発生する火花に引火し発火するのです。モバイルバッテリーは巻き込む際の大きな衝撃によって引火したり破裂する場合があるので、こちらも大変危険です。
ゴミの収集時に気がついて取り除く事が火災を防ぐ上では最も有効なのですが、1日に何トンも収集する現場作業の中で全てのゴミを確認するのは至難の技と言って良いでしょう。やはり、ゴミの排出者から使い切っていることの確認を確実に行ってもらうことや、適切な分別を行った上でゴミを出すという行為を徹底して頂きたいとも思います。
今回は、そんな収集時の火災に対する備えをしておこうと、YouTubeで対応動画を確認し、模擬的に通報訓練や対応手順の確認を行いました。訓練では手順表を見ながらできますが、実際に発生した際は大変慌てた状況で対応を取らなければなりません。みんなには、何を忘れてもパニックになっても、まずは119番・消防署に連絡する事、これを忘れなでと問いかけ訓練を終えました。