特殊清掃という言葉が一般化しつつあるように思います。遺品整理・終活という言葉はすでに一般化したと思うのですが、特殊清掃という言葉、こちらプロ側からすると、まだまだ一般の方がイメージできる内容では無いのではと感じております。
特殊清掃というのは孤独死などの発見が遅れ、室内が害虫や臭気で汚染された状態となり、その状態を原状回復させる作業のことです。ですから一般的なハウスクリーニングとは違います。業者さんもハウスクリーニング業者さんが特殊清掃まで行っているケースは珍しく、逆に特殊清掃業者がハウスクリーニングを行っているケースもほとんどありません。
それだけ専門性の高い業務と言えると思いますが、その対応は本当に難しい。お客様の求めていることと予算が見合うのか、そして現地調査によってそれが実現されるのかについてかなり入念に検討する必要があります。
正直費用はハウスクリーニングなどから見るとずいぶん高く、見積書をご覧になって驚く方も多くいらっしゃいます。ただこの驚く方というのは、現場を確認されていない方が100%とと言っても良いでしょう。
遠方であることやコロナの影響で当地山形・庄内に行くことが出来ない。そうなると写真での対応となるのですが、一番問題となる臭いの情報は写真には含まれません。だからそれを取り去るための費用というのが理解せれず、高いと感じられてしまう様です。
ですからハウスクリーニングと特殊清掃は全く違う業務であるということを知って頂けるとありがたいなと思います。