冬の除雪から解放されると、今度は草刈りの季節に突入します。これから9月上旬までのおよそ半年、刈っても刈っても草が伸びるシーズンなんですね。除雪と違ってこちらのペースで行える所はいいのですが、工場等敷地がそこそこあるもので、かつ一人でやっているのでその管理は大変です。
みんなでやればなんの事はないのですが、ここは社長である私の仕事なのかなと考えてやっております。昔師匠が言っておりました。材料を盗まれたりする会社にはそれなりの理由があると。そう雑草が伸びきっているとか、ゴミが落ちているとか、そんな仕事とは関係なさそうな所が実は大事なんだと。人間で言えば身だしなみみたいなものなのでしょう。
逆に言えば、そういった所をちゃんと整えることで『いい会社』はつくられるのでしょう。
雑草という植物は無く全てに名前があるそうですが、雑草ってすごいなと感じるのが、花を咲かせる時期が微妙に違っていて、主役が被っていないという所です。もしかしたらみんなで協調し合っているのでしょうか。俺が俺が・自分さえ良ければいいという事がまかり通る現代において、この雑草の持つ協調性は素晴らしい事だと考えさせられます。
草を刈ってスッキリ、もっと良い会社にしよう!と心に誓うのでした。