昨日のブログにてご紹介しました、田内学著「お金のむこうに人がいる」この中で、「1万円の福袋を買ったら、高価そうなジャケットが入っていた。あなたは得をしたのだろうか、損をしたのだろうか?」そんな問いがありました。
①ジャケットの定価による
②ジャケットの原価による
③ジャケットを気にいるかどうかによる
さあどれだと思いますか?私たち整理収納アドバイザーであれば、迷わず③を選ぶと思います。そう正解は③なんですね。
詳しくは書籍にてご確認頂きたいのですが、価値には「使う時の価値」と「売る時の価値」があると田内氏はおっしゃいます。そういう事なんですね。例えばそのジャケットに20万円の値札がついていたとして、それを着用して素敵に見えたり、すごく着心地が良いなど、使う時の価値があれば◎。素敵に見えなければ20万円するものでも価値が無いと言っても良い。しかし、素敵に見えなくても・気に入らなくても3万円で買う人がいたとしたら、そこには売る時の価値が生まれます。
だから単に20万円するものを1万円で手に入れたというだけでは、価値があるか無いかは分からない訳です。それで50%OFFとか見ると、なかなか冷静な判断ができない。定価なんていうのは結局は売り手の物差しでしか無いのに、そこにやっぱり踊らされてしまうんです。
そして、一旦手に入れてしまうと手放すのが難しいのもこの手の定価が高いモノ。お片付けの現場でも一回も袖を通していない高額値札商品をお見かけします。