人の話を聴く、これほど難しいことはありません。私は、子供の頃より「分かってる」が口癖で、まあ人の話は聞こえてはいるけれど、理解はしていなかったですね。はやとちりの名人でした。
先日伺ったお話に、【人の話が聴けない5つの理由】というものがありました。ご紹介しますと、①相手に興味・関心が無い ②話に興味・関心が無い ③集中力が散漫 ④自分に余裕が無い ⑤自分の話がしたい この5つ、よく分かる〜と言ったところです。
話を聴く事によるメリットというのは様々有りますし、私にとっては、その本意(下心)というのが有りました。まして職場内や家庭内においては、相手にどうなって欲しいとか、相手を変えたいとか、そんなこちらの都合というのが有る場合が非常に多い。
だからただ聴くことが出来ないのだな〜そう感じました。「ただ聴く」に徹することが出来ないのは、こちらの都合が出てきてしまうから。
このお話の中で、【主役は相手】という言葉がありました。なんだか良き理解者みたいな顔はしていましたが、結局は自分が主役、自分のボールを投げたくて仕方が無かった様です。
【主役は相手】よく考えたら、これはビジネスの原点ではないか、そう気づきました。こう考えると、経営者として「人の話を聴けない」のは致命傷。ということで、聴くに磨きをかけよう!そう心に誓った44歳の秋でした。