ボーリングのレーンにはファールラインから5メートルほどの所に、スパットという三角形のマークが等間隔に打ってあり、スパットに狙いを定めて投げることが、ボーリングのコツの一つなのだそうです。
ボーリング、昔からたまにやって来ましたが、この情報知りませんでしたねー。何となくそんな印があった様にも思いますが、これについて教えてくれる人は居なかったなー。
ボーリングではピンを倒すことが目的ですが、その手前にある印(スパット)を目安にした方がフォームにおいても理想的になるのかも知れませんし、手前にある分狙い安いということなのかも知れません。
何にでもコツはある訳ですが、この遠くのピンより近くの印を狙うという考え方、お片付けにおいても有効ではないか、そう感じます。
お片付けをご依頼のお客様の中には、私たちが伺うと、魔法のようにアッと言う間にピッカピカになるのではないかと、大きな期待を寄せておられる方がいらっしゃいます。そういう場合もありますが、特にお客様が自身で取り組まれるという場合には、とんでもなく長い道のりになるケースがほとんど。
まず知って欲しいのは、片付けは必ず成就する活動なのですが、その道のりは平坦では無く、一つひとつのモノと向き合い時に涙し、時に逃げ出したくなる中で、本当の価値を掴み取る。そんな山登りのようなところが醍醐味でもある活動なのです。
だからいきなり家一軒丸ごと片付けよう!というような大きな目標を掲げてしまうと、しっかりモノと向き合うどころか、面倒臭くなって捨てまくり思いっきり後悔したり、リバウンドを繰り返し惨めな思いを深めて行く…なんてことがよくあります。
ですから、スパットを狙うがごとく、まずはお財布・まずは引き出し1つ・まずは15分間、そんな所に印をつけて、お片付けボーリング進めて行くと良いでしょう。