随分前の話ですが、大先輩の経営者の方から、ブロードウェーは何故あんなにも発展したと思う?と教えて頂いた事があります。ブロードウェーとは、ニューヨーク市マンハッタン島の南端から北端まで斜めに島を貫通している通りの名です。劇場街としても有名ですが、金融街、市庁舎などもあり、ニューヨークを代表する大通りと言えます。
先輩は、「碁盤の目になっている通りを斜めに貫通するっていうのがミソなんだよ」そう仰り、その事で生まれるのが、三角形の一見すると無駄な土地だと教えてくださいました。三角形の無駄な土地、これが通りのあちこちに生まれた事で、パフォーマンスを行う場、人と人との新しい出会いの場が生まれ、大きく大きく発展したのだと言うのです。
この話を伺ったのは20代の頃で私はポカーンと聞いていましたが、モノの整理もそうですし、スケジュール調整なんかでも、人員の配置でもそう、無駄というか、余剰・余白って必要なのだと思います。
しかし、それを漫然とただの余剰・余白にしている場合もある。だから、価値ある余剰・余白を生むためには、そうビジョンが必要ですねー。どうなりたいか。どうありたいのか。これが明確だからこその余剰・余白が一層輝くのだと私は感じます。
ハイ、今日はどんな一日にしたいのか、ビジョンに向かってスタートさせてみましょう!