致知9月号にて、社会教育家の田中真澄氏とガッツ石松氏が「良い言葉が心を強くする」と題して対談をしておりました(ガッツ石松氏に関しては、肩書き無用という所がまず凄い訳ですが)。
この中で、人生100年時代に勉強すべき事というお話しがありました。定年後の30年をどう生きるのか、これを真剣に考えて欲しいと田中氏は仰っております。具体的には「老舗」について勉強し自分なりに応用すると良い、との事。「老舗」とはもちろん永年商売を続けている企業という事ですが、田中氏は「老舗の三原則」というものを挙げ「目立たず 無理せず 背伸びせず 事業は永続してこそ本物」これを実践すると、どんなに素敵な人生になるか、そう述べておりました。
私は、定年後と言うより、経営者としてのこれからを考えるのですが、やはり心の何処かで、凄いって言われたいとか、もっと大きくしたいとか、チヤホヤされたいとか、たぶんあると思います。しかし、この言葉を前にすると、「本当に大切なこととは何なのか」を改めて考えさせられます。
「老舗」というのは、オレがオレがで経営をした結果ではなく、本当に大切なモノ・届けたいモノをブレずに繋いで行った結果なのでしょう。老舗を目指して「目立たず 無理せず 背伸びせず」しかし眼光は鋭く前を向いて行こう!そう願うのです。
また、加えて言わせて頂ければ、定年後の夢探しはアンカーズの「おしゃれ終活・俺の終活」も大きなヒントとなるでしょう。