美しい文字を書きたい!ずーっとそう思って来ましたが、まだ書けていません。人生もそろそろ折り返し地点に差し掛かっているので、人生後半戦は美しい文字で!と言うのが今の私のテーマです。
先日、書家の根本知(サトシ)さんが美しい文字を書くコツを3つ挙げてくださっておりました。
①打ち込み:縦棒、左払いで、斜め45°から筆を打ち込む。
②強調:四角の枠に収めようとせず、左払い・右払い・横棒、これらの一本を強調して書く
③編の右端を揃える:編と旁で構成される文字は編の右端を揃える
以上がコツだとか、根本氏はフォントの文字が美しいとされがちの現代だが、人間が書く文字とは、その人らしさ・品格・人間性の表れと仰っておりました。
字に自信を持つと言うのは、自分の人間性を承認している。とも言えるのではないかと感じます。
最後に根本氏は、部屋の片付けが苦手と言う生徒は、習字道具も整理できていない事が多く、字を書く前から手を汚したりしている人もいる。これが、とめ・跳ね・払いを繰り返し練習して行くことで、一年もすると道具の手入れも整理もしっかりと行え、更にはその部屋までも整理が進む、との事。「書」と向き合うことでの効用を教えて下さいました。
なるほど、書も整理も人間性や価値観の表れ、そう言えるのかも知れません。決意も新たに、人間性を文字から、モノの整理から、高めよう!そんな今日この頃です。