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「もったいない」と感じるゴミ達 part3

「もったいない」と感じるゴミ達 part3
 タオル・毛布・肌着・缶詰・石鹸・洗剤…。これらは高齢者(後期高齢者)のお宅で整理作業中によく見かける未使用品。そしてその総称は、【頂き物】です。未使用品ですが、タオル・シーツは、赤く変色(カビ)していますし、食べ物に関しては賞味期限が切れています。缶詰であっても、缶が錆びていたり、膨らんでいるものもあります。洗剤は湿気で塊となっていますし、石鹸も包装や箱がカビています。結果、残念ながら捨てるという選択肢に至るわけです。
 なぜこうなってしまうのか。①高齢者は捨てるという行為がとっても苦手。包装紙一枚、捨てる事に罪悪感を感じています。②無い物はない。基本的に無くて困る物などありません。あるとしたら無くなったらどうしようという大きな不安を抱えています。③贈る側は贈られる側の状況をリアルに考えていない。捨てられない・無い物はない・無くなったらどうしようと考えがちの高齢者に物を贈る・送る。その結末はオーバーフロー。廊下に、ベッドサイドに、玄関に、使われぬまま溢れ出しています。
 大正14年生まれ、一人暮らしの女性が仰っていました。「毎年彼岸になると息子が桐箱に入った線香を送ってくる」。「いい息子さんですね」と私。「とんでもねぇ、去年送ってきたのがまだ無くならねぇ」「線香は要らねえから、たまには顔見せに来いって思っとる」と女性。
 高齢者へ物を贈る・送る際は、自己満足にならぬよう気を付けたいですね。